講談社文庫<br> 人形館の殺人

講談社文庫
人形館の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061853881
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した。邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では通り魔殺人が続発する。やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る。名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組合せが生む館シリーズ最大の戦慄。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

181
みなさんおっしゃるように、館シリーズでは異彩を放つ一冊で、“問題作”と云われております。フェアかアンフェアかというギリギリのところで踏ん張ってますが、基本的には一発ネタかなと。当時としては斬新だったのかもしれませんけど、今読むと色褪せてしまった感はありますね。2008/11/09

ダイ@2019.11.2~一時休止

152
館その4。人形の配置が絶妙。なんか館シリーズから外れている気もするが面白かった。2013/11/15

とも

112
読み終わったのだが、ちゃんと全部理解できてきない気がする。途中村上春樹さんぽい感じの世界観を感じた。「館」に求めていたものとはちがう何かがあった。館シリーズ全巻読み終わったら、もう一度、新装改訂版で読んでみたい。2023/01/15

takaC

82
館シリーズの異色作。(1995年)1999/01/01

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

80
館シリーズの第4弾は、「人形館」に移り住んだ飛龍想一が何者かによって命を狙われるというサスペンスタッチの物語。そこに館の近辺で続発する児童殺害事件の行方や、想一の抱えた過去などが絡み、不気味な雰囲気を盛り上げてくれるのだが、いかんせんネタが読めてしまい推理ものとしてはいま一つ。読み手の「館もの」への先入観を逆手に取った仕掛けに衝撃を受けもしたけれど、だからといって素直に「やられた!」とも言いづらい。異色作としてはアリかもしれないが、「館もの」でこその驚きを味わわせてほしかったというのが率直なところだなあ。2013/05/19

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