内容説明
「夢の中の女に、殺される」―N放送のプロデューサは、20年以上前に死んだ恋人の夢に怯えていた。彼の番組に出場する小鳥遊練無たちの前で事件は起きる。銃声は1発、ところが密室の中の死体には傷が2つ?随所に挿入される犯人の独白は、読者を混迷の渦に巻き込む。そして明かされる、あまりにも意外な犯人。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
43
Vの好きなタイトルbest3。クイズ番組に出場することになり上京する、しこちゃん、れんちゃん、紅子。後者二人は女装+性別詐称、及び経歴年齢詐称である。紅子さんの衣装は想像しやすいんだけど、れんちゃんはどうにも…甘ロリに入るのかなぁ。れんちゃんの衣装をマネキンで見てみたいと常日頃思う。そしてれんちゃんアイドルと逃避行の巻。今回の犯人は最もわけわからんタイプ。ただ、そういう動機というか、真相の「かぶる」っていうテーマは森先生らしくて好きだな。あと、アイドルちゃんはもうちょっと背景欲しかった。2017/01/15
igaiga
25
再読。あぁ・・・稲沢さん、そうだよー。また騙されてまた驚いた(笑) そこに至った瞬間、あぁそうだった。そうだったんだよーと。紅子のスカートひらりのシーンはしっかり覚えているのに。vシリーズはタイトルが綺麗。2017/09/02
さく
21
タイトルが秀逸。夢・出逢い・魔性。夢で会いましょう。You May Die in My Show。しこちゃんとれんちゃんの会話に何回も笑った。特に「あがると豆腐」がツボ!2017/04/24
MarsAttacks!
17
読み始める前このタイトルの素敵さに、どんな物語が展開するのか楽しみになりました。舞台は東京のテレビ局、一つの銃声に二つの銃痕、まさに謎です。途中に入る犯人の独白が謎を一層深めていきました。あっと驚く犯人、紅子さんの事件解決のシーン、そして初登場の探偵の稲沢さん、最後まで楽しめました。2011/03/13
TAMA
14
2024年4冊目。再読。Vシリーズ第四作。人の闇や危うさがとにかく目立つ。本作を読んでからXXシリーズと何となく類似性を感じた。2024/01/28