内容説明
多様化する現代犯罪に対応するため設置された「警視庁科学特捜班」、略称ST。プロファイリング担当の青山は、一般の捜査陣が典型的な淫楽殺人であると断定した事件に、一人、異を唱えた。くり返される猟奇犯罪。青山だけが気づいた犯人像の「矛盾」。ノベルスの面白さの原点に立ち返った大快作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
46
婦女暴行殺人が起きて警察の捜査が・・・っていう始まり方でした。そのままの方向で捜査が進むのかと思いきや、違った感じでした。『ST』の活躍もメインになっていて、二時間ドラマに出来そうな感じでした。2012/11/25
くまんちゅ
22
読む前のイメージではもっとSTのメンバーがコメディっぽいキャラなのかなと思っていたのですが、想像していたよりはまともな感じでした。STのメンバーが大活躍というよりも刑事たちとぶつかりながらも要所をSTのメンバーが締めるという感じでした。STのメンバーのキャラもよかったですが、個人的には高垣と奥平のコンビがお気に入りでした。2013/04/07
藤月はな(灯れ松明の火)
20
これでSTシリーズ既刊は読み切りました。菊川さんと翠さんのあまりにも最悪な出会い方に頭を抱えたくなりましたがこの先の不器用な菊川さんの翠さんへの思いやりやSTメンバーへの信頼をを知っているためかにやけてしまいました。本当に何が起こるかわからないものですね(笑)キャリアの百合根キャップは現場で頑張っています。本人は自信なさげなのにSTメンバーから励まされているシーンでキャップへの信頼ぶりが伺えてニヤニヤしてしまいます。そして「活字倶楽部」の特集からかSTメンバーが本当に特撮物にしか見えません(笑)2011/05/09
ひな
19
STシリーズ第1弾。先に4作目を読んでしまっていたので、最初はこんな感じだったのかーと興味深かった。でも青山くんはもともとはこんなに人をイライラさせるキャラだったのかとちょっとびっくり。菊川さんが可哀想に思える程もったいぶってて鬱陶しいくらいでした。事件よりもそっちが気になり面白さが半減してしまった。。2017/09/05
達ちゃん
19
色シリーズを読む前に第1弾読んでみました。ゴレンジャー?なかなかいいキャラ揃ってますね。軽い感じで読めました。続きも楽しみです。2015/10/23