講談社学術文庫<br> 出雲国風土記

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講談社学術文庫
出雲国風土記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061593824
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0191

内容説明

本書は現存する五国風土記のうち、唯一の完本で、古代出雲の人々の暮らしのさま、土地の状況などを、数値も入れた整然たる構成で記載している。その一方で、出雲の神の国引きや、支佐加比売命の暗黒の岩窟での出産などの神話も詳細に語られ、数理的合理性と奇妙に共存している。興趣あふれる貴重な古典の全訳注。原文も収録。

目次

1 総記
2 各郡(意宇郡;島根郡;秋鹿郡;楯縫郡;出雲郡;神門郡;飯石郡;仁多郡;大原郡)
3 巻末記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

56
記紀との差異の神話にかつて興味を持った事があるため、現代語訳の出雲国風土記を読んだ事はあっても、これほど本格的なものを読むのは初めて。「風土記」は713年に風土記の編纂命令が諸国に下され『出雲国風土記』は733年に完成したほぼ完本の形で今日に伝わる唯一の「風土記」。日本古代の地方の行政や交通を知る上で重要な史料となっている他、古代日本の各地に伝えられた神話の多様性や奥深さを学ぶ事が出来る。原文はさすがに難しかったが、読み下し文、注釈、解説と構成が丁寧なのもこの本の魅力。久しぶりに古代の史料を読みふけった。2017/06/16

レアル

40
2017年に読書メーターに登録してるから7年ぶりの再読かな。最近少しずつ原文が読めるようになってきて、現代語訳に隠れいてる漢字の持つ意味が分かり始めてきたせいか、少しだけ原文で読む楽しみが分かり始めてきた。とはいえ、まだまだ注釈や現代語訳に頼らなければ、意味が分からない状態であるが、周りの人たちが「なるべく原文に目を通せ」と言われる意味がよく分かる。『出雲風土記』は『記紀』にもよく出てくる物語が多いせいか、読み易いのが嬉しい。2024/04/04

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

30
**日本史論**神話・天皇ネタの小説読解の為読了。本書は現存する五国風土記の唯一の完本。古代出雲の人々の暮らし、土地の状況などを数値も入れた整然たる構成で記載。その一方で、出雲の神の国引きなどの神話も詳細に語られる。(紹介文・他より)――出雲国風土記や古事記、日本書紀に限らず全ての史書には、ある側面性が必ずあります。それは、時の権力者が自分の都合を必ず盛り込み、編纂、加工、修正、最悪の場合は敵対国・人物の歴史的抹消、そして強引な辻褄合わせ等、が往々にして行われるということ・・・。 ⇒続き2013/08/13

壱萬弐仟縁

22
書き下し文(ルビ付)→現代語訳→注→解説。 原文→解説が巻末にある構成。 素人だから、現代語訳と解説が頼り。 セクハラではないが、解説では、 鋤の大きさには若い女性の胸を思わせ、 豊かな実りと健康な生命力をあがめ 求めていたと推察する(40頁)。 出雲国は他国よりも地名と神々の 結びつきが強く、神々の種類も 豊富という(56頁)。 現代の東京一極集中は大いに反省すべき点。 温泉がリフレッシュ効果を期待され 好まれたのは、古代からの伝統(63頁)。  2014/05/23

テツ

13
かなり年上の友人から借りて初読。古事記のように古の日本におわした神々の活躍を描いた物語ではなく文字通り『出雲国の風土記』であり出雲国について書かれた当時の行政文書としての意味合いが大きい。物語を楽しもうと期待すると裏切られるので御注意を。それさえ理解していれば訳注も解説も丁寧で当時の出雲国と大和朝廷とのギスギスした関係等も説明してくれていて読み物としてとても面白い。水木しげるも言っていたけれど出雲ってやっぱり何となく古代からの力が凝っている土地な気がするな。読んでいたら出雲まで一人旅に行きたくなりました。2016/05/09

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