講談社学術文庫<br> 儒教思想

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講談社学術文庫
儒教思想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 171p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061586574
  • NDC分類 124.1

出版社内容情報

【内容紹介】
日本の思想及び文学と儒教とのかかわりは古く、記紀の時代からであり、かつその影響力たるや深く、儒教を理会せずに日本を語れないと言われているが、その中国で2000余年の間になした変化発展は複雑である。偏見を棄て、虚心担懐に儒教の本道(ほんとう)を識ることは、現在の日本人にとって必要なことであろう。本書は儒教の根本思想を「儒教の成立と発展」「経書及び経学」「哲学思想」「倫理思想」「政治思想」の5段階の区分し、整理した好著である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wuhujiang

1
数千年の歴史があり複雑な儒教思想を文庫本たった160ページで分かりやすくまとまっている価値は高い。孔孟の思想に重きをおいていて、宋以降についてはそこまで述べられていないなど偏りがあるのはやむをえないだろう。百数十年前まで、東アジア圏で支配層の基礎教養とされたものをかんたんにでも理解しておくことは歴史教育にもつながると思う。2021/12/09

韓信

1
儒教思想の歴史的変遷と倫理思想・政治思想等の特色を綴る概説書。底本が70年前なので内容は古いと思うが、ざっくりと儒教の歴史をつかむには悪くないのでは。孔子がこだわる名分論と孟子が是認する革命論の相克など儒教の内部矛盾についても簡明に説かれている。十分の一税など儒教的理想政治は、皮肉にも民の増加を志向するその理想とは反対に、小国寡民を実施条件としているという指摘は興味深く、地域・人口の拡大していく中国史において、いかに儒教が現状に適合できるようにアップデートされてきたか、という視点での儒教史が読みたくなった2016/06/10

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