内容説明
ユダヤ人死者600万をはじめとする、史上最悪の戦争犯罪はいかになされたか?全世界からの囂々たる非難の中、ドイツはいかに自らを裁いたか?日本との比較は?10万におよぶ容疑者の追及、時効の壁との闘い、民間追跡者の執念、「上官の命令」と良心の問題など、法廷・議会で闘わされた激しい論争を通し、巨大な戦争犯罪とその裁きの全貌に迫る。
目次
プロローグ 「決して忘れない」
1 裁判はどのように行われるか
2 ナチス戦争犯罪の実態
3 ナチス追及とドイツの苦悩
4 被害国による峻烈な処罰
5 3人の追跡者
6 ドイツと日本の戦争犯罪をみつめて