講談社現代新書<br> 大蔵省―官僚機構の頂点

講談社現代新書
大蔵省―官僚機構の頂点

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061489325
  • NDC分類 317.24
  • Cコード C0233

内容説明

60兆円にのぼる国家予算をにぎり官界の頂点に君臨する大蔵省。主計局のパワー、主税局の頭脳、そして巧妙な他省庁コントロール。自民党とのすさまじい確執をくりかえすエリートたちの権力の城を内部から克明にえがく。

目次

1 大蔵官僚の24時
2 主計局のパワー
3 頭脳の主税局
4 大蔵省の組織
5 大蔵支配体制
6 大蔵省の戦後史
7 地盤沈下する官庁の中の官庁
8 復権への執念

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
今の財務省むかしの大蔵省についての分析です。財務官僚の仕事の仕方などを分析されていますが、銀行局も金融庁として独立して最近の状況はあまり思わしくないという気がします。経産省のほうがいろいろな意味で元気です。消費税も中途半端になっているしそのために財政再建もできないということで地盤沈下気味です。2016/07/22

のん

0
大蔵官僚たちの中で田中角栄の評価が低いと紹介していた。田中の大蔵大臣就任時の官僚たちへ向けた挨拶のエピソードから分かるように、田中は大蔵官僚の心を掴んでいたとばかり思っていたが、総理就任後の列島改造のための大型予算のせいで、大蔵官僚の間では評判が悪いとのことである。一方で相沢英之のように田中に心酔していた大蔵官僚もいたようで、大蔵官僚たちの間でも田中の評価は分かれていたのかもしれない。2016/11/18

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