出版社内容情報
天正一四年、天下はいまだおさまらず、秀吉、そして家康が覇を競わんとしていた。小牧・長久手の役で痛み分けに終わった両者は西国の諸将を麾下におさめんと調略の手を四国、九州に伸ばす。だが大友氏の内訌を機に、島津がその牙を天下平定に向けはじめる!
内容説明
丸に十字の旗幟掲げ、精強無比の薩摩隼人が征く!戦国時代末期、九州南端に位置する島津家は、当主となった義久を中心に兄弟の結束も堅く、九州制覇の大望を胸に戦いをくりひろげていた。一方、本州では信長亡き後の天下人の座をめぐって、大きな戦いが起こっていた。天正一二(1584)年、羽柴秀吉と徳川家康が小牧・長久手の地で対峙。秀吉は合戦には敗れたものの、政略により家康の歩みよりを得て天下統一に邁進する。関東を従えた秀吉は、大軍をもって四国の長宗我部氏をも降し、その目を九州に向けた。そのころ、島津軍は九州に残る最大勢力、大友氏を滅亡寸前にまで追いこんでいた。だが悲願成就も目前の天正一四年、大友氏最後の堅塞・岩屋城を落とした島津軍の前に、羽柴秀吉が差しむけた未曽有の大遠征軍が現れた―。
著者等紹介
荒川佳夫[アラカワヨシオ]
1969年、広島県生まれ。作家を志して、アルバイトのかたわら執筆活動を続ける。『翼持つ龍のように』で第三回歴史群像大賞佳作を受賞。確かな軍事知識、大胆かつ緻密な構成、物語性の豊かさなどで好評を博している
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