出版社内容情報
ルネサンス・新航路発見と大航海士コロンブスの活やくの様子を中心に、まんがで分かりやすく構成。巻頭に写真資料ページ、巻末にその時代の世界の様子が一目でわかるパノラマ図解。学校の学習に役立つ、まとめのページがついている。 小学高学年以上
内容説明
14世紀からイタリアではルネサンスが展開し、15世紀からは、大西洋岸の国々が地理上の発見をおこない、16世紀にはドイツ・スイスを中心に宗教改革がおこなわれた。
目次
1 エンリケ航海王子
2 コロンブス登場
3 新世界発見
4 コロンブスの卵
5 マゼラン登場
6 太平洋と名づける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
56
目次から「エンリケ王子、コロンブス登場、新世界発見、コロンブスの卵、マゼラン登場、太平洋と名付ける。」侵略と略奪の歴史。この頃にもし新大陸が発見されなかったら歴史はどう変わっていただろう。そんな事を考えなから読み終えた。図書館にて2019/02/06
lily
4
公開授業準備のために読了。テーマは「コロンブスは英雄か侵略者か」。大航海時代をヨーロッパ側と新大陸側から捉えた時に、歴史の見え方は180度変わってしまう。コロンブスの業績がその最たるものであろう。漫画と侮るなかれ、負の側面も丁寧に描ききっているため参考になった。他シリーズも読みたい。2019/12/05
Shimizu Hitoshi
1
探検家と研究者は似てますよね? 未知の領域を調べて宝物を見つけるのが、地図上か学問上かが違うくらいです。 スポンサーを見つけて、船乗り達を集めて、最新の装備でライバル達と先陣争いをします。 コロンブスとマゼランの話が出てくるのですが、どちらも野心的で魅力的な人物だと思いました。 しかもマンガなので気軽に読めます。 というわけで研究の英気を養いたい研究者にオススメしたい一冊です。2018/10/29
ビシャカナ
0
低い身分に生まれながらも、努力と自己PRのねばりで当時の常識を覆して大西洋を渡ったコロンブス、貴族に生まれ若くして戦場でも活躍しながら、宮廷では活躍できず海に活躍の場を求め、太平洋を渡り地球が丸いことを証明したマゼラン。その他にも奴隷ながらも通訳として活躍して世界一周したエンリケ、キリスト教を受け入れながらも策を巡らすフマボン酋長、マゼランの名誉を独占したデル・カーノなど傑物たちがいた。大航海時代が西洋中心の帝国主義の始まりで、先住民たちの苦難の時代とも明記。出版当時から物議を醸す時代と人物たちだった。2024/07/15