目次
序章 日本の貴族
第1章 西園寺家と洞院公賢
第2章 複眼でみる建武新政
第3章 北朝左大臣拝任
第4章 貞和の戦局
第5章 京都の生活と風聞
第6章 和談は踊る
第7章 天下一統の春
第8章 後光厳天皇
第9章 文和の時勢粧
第10章 戦争と平和
第11章 晩年の公賢
第12章 筆のあと
結章 新しい武家貴族の登場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
1
武家の時代に対する王朝貴族側からの最後の反撃だった「建武の新政」の最中、朝廷の中枢(太政大臣)にあった貴族の日記をひも解き、貴族の側から見た"武家の世"を考察。この当時、朝廷は既に実務能力を失い、最大の関心事は皇室の儀式の開催だという"儀典省"のような存在になっていた。しかし、経済的な力も武家に奪われ、日々の業務の運営もままならず、公卿達も「どうせ何もやることが無い」と出仕しない者ばかりで、日記の著者は憤懣やるかたが無かったようだ。この当人も、暮らし向きが困窮して栄養失調になる有様なんだから、正に黄昏。2011/11/05
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