内容説明
眠らない街・六本木の奥の奥で飲み食い遊び、三十年近く暮らし続けている大沢大夫の実体とは!?江戸の風情が未だに残る東京の下町に、生まれ育ったみゆき先生がホッとできる安らぎの空間とは??21世紀の謎と囁かれる京極堂の書庫の奥から、とっておきの妖怪ネタを、本人自ら大解説!!さらに、三人が日々の暮らしについて大いに語った特別対談、書き下ろし小説他、オリジナル企画満載の豪華文庫。
目次
週刊大極宮
山椒大夫の六本木案内
安寿の私的下町案内
厨子王の書斎案内
朗読会写真館
連載小説―罪と罰
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
58
今回は 2002年10月〜2003年10月迄の例の通りのホームページからの抜粋と 適度な時期に三人が集まってのトークです。皆さん結構偉くなって(まぁ一番偉いのは大沢太夫ですけどね)其々色々な大賞の選考委員となられている。一番多いのが太夫で一番少ないのは厨子王こと京極さん。でも京極さん 妖怪関係で(笑)大忙し!!!安寿の宮部さんは ゲーム関係の言及が他の二人の三倍以上!!!おもろいオモロイ三人の関係ですが このシリーズこれで終わっている。まぁ最後に K川書房 随分槍玉にあげてましたからね、無理もないかと。2018/08/27
akira
27
大極宮第3段。 ゆるーい感じが最高のこのシリーズ。ほとんどエッセイがないお三方だけに、日常感溢れる内容はとても興味深い。うんすん。 今回は本関係の話題も多め。厨子王の山本周五郎賞受賞もあり、文学賞についての談義なども。他賞での選考委員もしているだけに、見ている視点も面白かった。 一番印象に残るのは、遠野の河童についての下り。一般に知られるイメージを先行させた取り上げ方をしたメディア。一方で、現地では民俗の伝承として大事にされている。こういう無神経さが、伝統文化を破壊する。 「遠野の河童は赤い」2014/04/04
fengui
3
三者三様の売れっ子作家さんたちの日常生活とか垣間見えて面白いです。
アサノハ@DDD3待ち
3
3巻で突然サブタイトルが付きました。しかし特にコゼニしばりになるわけでもなく、基本は1,2巻同様まったり好き勝手な内容です。確か2巻でチラッと、本の推薦に関する議論がされていて興味深かったのですが、今回は編集・出版・映像化などについても(特に京極さんが)触れられていてこれまた興味深かったです。編集や装丁など全ての工程を経て本が完成するのであって、原稿は本の素材の一つにすぎないという考えが新鮮。2013/03/02
Matsumouchakun
2
作家さん方のおしゃべりの楽しいこと。2022/12/07