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角川文庫
何もそこまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041986066
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

大甘な世の中にまかり通る有名人、テレビ番組を、その辛口で鋭いペンと彫刻刀で容赦なく斬り込んだ、大好評コラム集「何・・」シリーズ、第四弾!

内容説明

石田純一の演技下手の謎、梅宮辰夫の無防備さ、勘違いに拍車のかかる花田家、糸井重里に見る80年代の亡霊、北大路欣也が漂わす価格破壊感、日本テレビCMの安易さ、『徹子の部屋』ゲストの芸能人度バロメーター、野島伸司ドラマの無責任さ…。消しゴム版画王にして、最強のテレビ・ウォッチャーの著者が、日頃大甘なテレビ界に巣くう芸能人や番組づくりに疑問と怒りを投げかける!痛快極まるテレビコラム集。

目次

第1章 テレビ桜の園(やっと確認できた。藤田朋子の肝は「純」;石田純一、いしだ壱成父子遺伝する「ありきたり演技」 ほか)
第2章 CM嵐が丘(大物の価格破壊ここに極まる。北大路欣也世直しどん兵衛;現役辞めて初めて役に立った原辰徳の「さわやか」 ほか)
第3章 テレビ罪と罰(1月6日は「石立鉄男記念日」;日本人のトラウマ、エマニエル坊や再び ほか)
第4章 テレビああ、無情(あの市原悦子に迫る不思議女優小川真由美;固定客は鉄道マニア?『風の刑事・東京発!』 ほか)

著者等紹介

ナンシー関[ナンシーセキ]
1962年青森県生まれ。本名・関直美。今世紀最強の消しゴム版画家。各雑誌等でコラムや対談でも活躍し、鋭い観察眼で知られる。著書に、『ナンシー関の顔面手帖』『何様のつもり』『何をいまさら』『何の因果で』『信仰の現場』(角川文庫)、『何が何だか』『何がどうして』(世界文化社)、『小耳にはさもう』『聞いて極楽』『聞く猿』『耳部長』(毎日新聞社)、『テレビ消灯時間』(文芸春秋)等がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

24
表紙見て誰かわかる人ならとても面白い本です。しかし、全然古めかしくならないのがすごすぎだ。2012/10/24

猫丸

10
まだナンシー未読本があった。良かった。本書初出は1995〜96年。なんと四半世紀が経過している。既に鬼籍に入った人々に関する批評も多く、感慨深いものがある。ほぼ手離しの褒めようなのは渡辺篤史と竹中直人くらい。あとは苦言の嵐だ。例えば「フレンドパーク」とかいう番組があった(今もあるのか知らんが)。何だろうアレ。他人がワイワイ楽しくゲームするのを見る人の内的感情が気になる。ナンシーが捕まえたのは、とんねるずが遊ぶさまを見せられる苦痛である。僕の目にはサッカーも同じ。アレ面白いんですか?(個人の感想です)。 2019/12/09

Kaz

8
ここまでズバズバ斬りこんでくるコラムは早々お目に掛れません。リアルタイムで読んでいれば、もっと楽しめたんだろうな。名前は知っていたのですが、’02年に39歳で亡くなられていたんですね。女性ということも知りませんでした。2012/12/12

pino

8
なつかしいなーと思いつつたまたま開いたページに今日、急逝が報道された、山口美江さんについてのコラムが載っていました。タイトルは「美女からの完全撤退」とあります。才色兼備として脚光を浴び、そのうち「才」を降り「色」からも撤退、そしておばさんになった。美江さんはその過程を、リアルタイムでテレビを通じて初めてみせてくれた人、とありました。95年12月のコラムです。時の流れを感じさせられます。ナンシーさんのような媚びる事なくテレビの外から批判できる人、いなくなりました。そして元祖バイリンガル美江さん安らかに。2012/03/01

読み人知らず

5
相変わらずのナンシーさん。1995年に柔ちゃんはきっと選挙に出ていると予測していた。すごい、あたってるー。そして活躍できていないところも当たってる^^;2014/02/12

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