内容説明
煙突、高層ビル、奇怪な建造物、市庁舎、夢の中の塔…。さまざまな〈塔〉が紡ぎだす13の物語。名手が編む傑作ホラー・アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エチゴヤ
4
ホラー文庫・井上雅彦さん編ということで予想していたおどろおどろしさよりも、想像以上にSF寄りだったりミステリ寄りの作品が多くてなんとなく肩すかしというかびっくりというか。でもどちらもむしろも好きなジャンルなので、結果的にはとっても美味しくいただきました。2014/01/11
ひょろ
3
題名通り塔に関する短編を集めたアンソロジー。「星の塔」奇妙な構造とそれに絡まる時間が不思議さを出していてよかったと思う。「市庁舎の幽霊」ラストに至る合一感と乾いたイメージ。SFとして秀逸。「城館」皆川博子節。背徳感を伴う美しさはぜひ読んでみて味わってほしい。「塔」(堀敏実)とても不思議なファンタジー。ぜひとも色鮮やかな絵本になってほしい。 2015/09/10
芍薬
2
本日の読書 タロットカードの中でも最もショッキングなカード“塔”に纏わるアンソロジー。皆川博子さん目当てでしたが、骸骨踊り「ゲーテ」があったのにびっくり。高層都市の崩壊「小松左京」のあざやかさや 塔「堀敏実」の残酷童話風が好きです。最後の灰色と緑の色合いが美しい。2012/01/26
角
0
L2012/07/06
sgnfth
0
びっくりするくらいつまらなかった2009/12/16