内容説明
流民王国の建設は順調に進んでいた。噂を聞きつけ仲間に加えて欲しいという者たちも現れてきた。そんななかでも狩米は知恵者と評判が高かったが、その実、流民王国を潰すために朝廷から送り込まれてきた使いだったのだ。狩米は鬼たちに、流民王国が朝廷に敵対していること、そしてそれがどんなに危険なことであるかを、くりかえし吹き込み反乱を起こそうとする。一枚岩に思えた鬼たちの結束も次第に揺るぎはじめるが…。
流民王国の建設は順調に進んでいた。噂を聞きつけ仲間に加えて欲しいという者たちも現れてきた。そんななかでも狩米は知恵者と評判が高かったが、その実、流民王国を潰すために朝廷から送り込まれてきた使いだったのだ。狩米は鬼たちに、流民王国が朝廷に敵対していること、そしてそれがどんなに危険なことであるかを、くりかえし吹き込み反乱を起こそうとする。一枚岩に思えた鬼たちの結束も次第に揺るぎはじめるが…。