角川文庫<br> 宇宙皇子(うつのみこ)〈1〉はるかに遠き都よ

角川文庫
宇宙皇子(うつのみこ)〈1〉はるかに遠き都よ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041653050
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

血で血を洗う壬申の乱の最中、大きな悲劇を背負ってひとりの男の子が誕生した。父は戦死、あろうことか、その子の頭には“角”がはえていた。“鬼”“獣”と迫害を受け、母は身を投げ、その子は、霊力を持つ修験者の老婆のもとで育てられる。そして老婆は、“角”は宇宙と地上の生命の合体をあらわすといい、その子を“宇宙皇子”と命名した。人気アニメーター・いのまたむつみの絵とともに、華麗にそしてスリリングに繰り広げられる、感動の大型異次元歴史ロマン第1巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろびん

6
今のところ、ド王道な展開ですねー。まだ序盤も序盤ですが。2018/08/22

かず

6
かれこれ20年前に始めて小説って面白いと思って読んでいた本です。中学生だった僕には、授業の社会で習う日本史というものがとてもつまらなく現実感がありませんでした。自分にとっては理系科目だけでなく、文科系の勉強に苦痛を感じずにできるようになった名作です。最近復刊されだしたとのことなので、いづれはそちらを集めていきたいと思っています。飛鳥時代の中大兄皇子(天智天皇)から大海人皇子(天武天皇)のおはなし。壬申の乱は天智の息子と大海人皇子争い。異形なる者、金剛山、そこで生きる宇宙皇子、鬼たちがどんな活躍を見せるのか2014/03/16

黒蜜

5
面白かったです。いや、もう読んだのは30年前ですが。歴史を絡めたファンタジーということで、こういう分野のはしりの作品です。当時ですら脚本の大家の作品ですが、ストーリーは面白いのに活字にすると(申し訳ないが)稚拙な感じがするのは何故か。最近、別の出版社から再版されてますが、イラストはやっぱりむっち先生でないと!2015/12/01

かさかさ

5
図書館の書庫から出してもらった。黄ばみや痛み具合から、相当貸し出されたものと思われ、あまりの酷さにそのまま返そうと思ったが、数ページ読んで、そのまま最後まで読んでしまった。。たぶん、次も読むな。2014/06/15

ゆう

5
20年近く前に読んだ本の再読。こんな硬い書き出しだったか?なんて思いながら読み始めたものの皇子誕生後は一気に読了。帝が自分の立場を守る為に動けばそれに反して里の暮らしは厳しくなる。そんな幼い子の目からみても明らかに不平等だと映る世の中で、それを素直に間違って言える皇子は愚かながらも純粋なんだろうと思う。2012/07/24

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