内容説明
「俺ァ無宿の一匹狼さ、世間さまはきっと、こんな俺を一気にもみ潰そうとかかってくるだろう。だが俺の方でも容赦はしねえ、堅気だろうがやくざだろうが、片っ端から喰い殺してやる」主人公・次郎長に、大政小政、法印の大五郎らのならず者が加わって、酒を食らい、ばくちにふけり、自由気ままに生きようとする男たち。ギャンブル小説・時代小説の魅力をふんだんに盛りこみつつ、独特の乾いた文体で解釈した、阿佐田版“清水の次郎長”登場。
著者等紹介
阿佐田哲也[アサダテツヤ]
本名色川武大。1929年東京生まれ。東京市立三中中退。1961年に自伝的小説『黒い布』で中央公論新人賞受賞。『麻雀放浪記』など麻雀小説はペンネームで発表。本名で発表した短編小説『百』は川端康成賞を受賞した。1989年死去
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感想・レビュー
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