出版社内容情報
ここは、おいしいものがな~んにもない世界!
こんな世界で、フルコースを
作らなきゃいけなくなっちゃった!!?
空を飛ぶ魚、オオトカゲの皮、
美しい歌声で獲物を誘う食肉植物…
ヘンテコな材料から
食べられるものを見つけだし、
おいしいおいしい
極上の料理を作り出せ!
「銭天堂」シリーズ 廣嶋玲子の新作ファンタジー!
【目次】
内容説明
お小遣いを貯めて、ようやく買った、愛しのフライドチキン。いよいよ、いただきます!…の、そのときに、異世界に召喚されてしまった!?しかも、召喚されたのはチキンのほうで、ぼくはなんと、チキンのおまけ。元の世界に戻るため、オマケなぼくの、大冒険が始まった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
84
児童書。異世界召喚もの▽町の人気洋食屋三代目(予定)の11歳、尾巻啓介(おまきけいすけ)は異世界召喚に巻き込まれ「オマケ」と呼ばれる。召喚されたのは啓介の持っていた「チキン」だった。大密林に囲まれ壁の中にあるシャルディーン国の人々は、黒鉄麦でできた硬い黒パンとコンクリートのようなお粥を食べて生きていた。啓介は持ち前の料理スキルを使って未知の食材を探し、新しい料理を作っていく▽召喚チキンのオマケに笑う。食べることは生きること。貪欲に食材を求めた結果世界を壊してしまうことへの警鐘など、よくまとまった物語でした2025/11/30
Yemi
35
フライドチキンを食べようとして異世界に飛ばされてしまった少年。その世界はおいしいものを食べて楽しむという習慣がない。食事は空腹を満たすだけのもの。でも出されるパンは食べたくない。理由はおいしくないから。そんな中で自分で食材を見つけて料理をしようと冒険へ。かわいい絵とドキドキわくわくありのファンタジーでした。2025/11/23
アカツキ
16
啓介は家業の洋食屋の3代目になる勉強中。ある日、啓介は異世界に召喚されてしまうが、目当ては食べようとしていたフライドチキンだった。啓介は1年後に元の世界に戻してもらえることになり、それまでこの世界の食を楽しもうとするが、トンデモな食べ物しかなく、料理する考えすらないと知って…。食べ物のせいで子供は半分しか生き延びられず100年後は滅びるのではないかというシビアな世界ながら、ほのぼのとした冒険+料理小説でとても面白かった。「こまったさん」「わかったさん」が好きな人はこの本も好きになると思う。2025/11/30
イカまりこ
9
異世界に飛ばされて、戻ってくるまでを1冊で仕上げてるのがいい。これはこれでちゃんと完結してる。現代の文化を異世界で一から探していくお話って好き。ワクワクするよね~。この世界では食の選択肢が無く、毎日固いパンかどろどろのお粥、しかもどちらも味無し。味無しって耐えられない!食堂の3代目が奮闘して女王さまを満足させる料理を作るわけ。この女王さまが最初は独裁者に見える。でも真意を聞くと納得。人類が現在進行形で犯してる自然破壊を思わせる歴史があった。次があるなら、オマケくんに卵を探してほしい。卵って汎用性あるよね!2025/11/04
しかちょう
5
#廣嶋玲子 #しまりすゆきち #異世界フルコース 召喚されたのは、チキンでした。 #KADOKAWA #読了 尾巻啓介11歳 家は小さな洋食屋さんで ジャンクフードは禁止 フライドチキンをこっそり公園で食べようとしたら 光の中のブラックホールに吸い込まれた 冒険と料理のアイデア満載 前向きな少年も素敵2025/11/10




