出版社内容情報
嵐で無人島に漂着した15人の少年たちは,人種的偏見や対立をのりこえて,知恵と勇気をふりしぼり,さまざまな困難を戦い生きぬく。 小学校高学年から
内容説明
嵐で無人島に漂着した15人の少年たちが人種的偏見や対立をのりこえてあらゆる知恵と勇気をふりしぼりさまざまな困難と戦いながら生きぬいていく。時代を超えて読みつがれてきた冒険物語の傑作を新訳で贈る完訳決定版。小学上級以上向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水の都
4
偕成社発行、大友徳明氏による完訳版。流れ着いた島の位置が判明した時の感動は言葉にならない。ずっと地図は伏せての読書を課していたから、地図解禁の瞬間にPadで確認。「そんな所があるんだ…」と、20分程その辺りを地図旅した。読んで良かったコーナーに即。2020/05/21
NezMozz
4
子供の頃に読んだ印象では、ドニファンはひどいスネオとしか言いようのない奴だったが、この完訳版でその印象を改めることが出来て良かった。冒険モノというより、生活を切り開いていくことの面白さは開拓記のよう。今の時代に出版されていたなら沢山ファンアートが描かれたであろうなあ。あ、私の最萌えはゴードンです。2009/11/23
+Harto+
4
上とあわせて読みました。 これはすごいおもしろい^^ 冒険小説の傑作といえると思います。2009/07/11
spoon
2
現代の感覚だと著者の差別意識とか勧善懲悪丸出しなのですが、そこらへんは時代を感じさせるなあ、とおおらかにスルー。少年たちの振る舞いは立派ですね。ノブレスオブリーシュというか、ある種の階級意識がモチベーションになってるのが興味深かったです。あと、この挿絵がすごく雰囲気がいいですね。物として、鑑賞物として完成度が高いと思います。昨今のものとはちょっと違って趣があっていいです。2013/10/29
AZ
2
ついに来る島からの脱出!! 穏やかには終わらなかったのが残念な感じでしたが、仕方ないのかな~ 途中から大人目線と子供目線二つの見方が交錯してああ、子供の頃に一度読んでおくべきだったと思いました。2013/08/22