内容説明
注目を集めた「教祖の初公判」は奇妙な茶番劇によって延期されたが、法廷では井上嘉浩、林郁夫、岡崎一明など、事件の核心を知る幹部たちが、次々となまなましい証言を重ねていく。教団への破防法適用申請や、破産宣告を経て、1996年4月24日、ついに教祖が法廷に姿を表す。
目次
リンチ殺人の現場―保田英明被告
「真実を話す」心の内―早川紀代秀、遠藤誠一被告
破防法適用の方針
監禁被害者の証言―片平建一郎被告ら五被告
一千丁の自動小銃密造計画―嶋本靖司被告ら三被告
一般信徒の悲哀―端本悟、松本剛被告
「治療省」トップ―林郁夫被告
「尊師」の妻―松本知子被告
地下鉄サリン実行役「第四の男」―横山真人被告
再度の呼びかけ―井上嘉浩被告〔ほか〕