内容説明
このアジア漢字文化圏における、牛の歩みのようなゆったりとした旅は、私の33歳のときのものである。多分その旅は、熱い青春期を終え、壮年期に移るはざまの、あの言いようもなく所属感の失われた時に、ひとを不意につつみこむ、やわらかい「繭の中の遊境」であったのかも知れない。
目次
台湾
韓国
香港
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずちゃん
4
旅のことは伝わるけど、あまり興味があることでは、ないので おもしろくは感じない。2016/11/22
go
3
とても洒落たつくりの文庫本ですごい好き。写真もいいし、急にページの色が変わるのも面白い。旅行記ではあるのだが、その文章のせいなのか何だか夢のようでもある。こういう本をビジネスホテルのトイレで読むのは中々楽しい2021/06/26
たまねこ
3
旅の本屋のまどさんで出会って手にしました。文庫本にしては厚みがありますが、見開きで沢山写真が掲載されている為。一時代前の人情味が溢れる内容でした。今訪れたら、きっとギャップがあるんだろうなぁ…と思います。2015/06/14
browneyes
2
香港、九龍界隈の写真&文章がよかった。2008/05/24
となりびと
1
表題にある3つの国と地域を巡った著者による詳細な現地人の生活や街の様子を描写した言葉と写真。言葉と写真はほぼ半分半分。写真は活気のある人々の暮らし!というテンションではなく、その街の何気ないひとこまで、現像の仕方からも侘しさや客観性を感じる「静」の印象が強かった。 その理由はあとがきで著者自ら語ってくれていたわけだが。 特に香港は返還前の頃でもし僕がその土地を訪れたとしても二度と感じることはないであろう空気を感じたように思う。2019/05/19
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