朝日選書<br> 森と田んぼの危機(クライシス)―植物遺伝学の視点から

朝日選書
森と田んぼの危機(クライシス)―植物遺伝学の視点から

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022597373
  • NDC分類 468
  • Cコード C0340

内容説明

いま、生態系があぶない!森林から雑木が消えた。コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちはみな同じ家系。こうした種の単一化がスギ花粉症や冷害を引き起こしている。人間にとってなぜ生物は多様でなくてはならないのか。遺跡出土品から植物のDNAを採取し、ルーツを探る植物遺伝学の第一人者が、縄文遺跡やアジアでの実験を例に、平易に説く。

目次

序章 不安定な現代
第1章 森と田んぼの日本史(稲作の始まり;水田と森の関わり;水田の生態系はどう変化したか)
第2章 今アジアで(豊かなアジア;稲の祖先があぶない;遺伝資源としての野生稲 ほか)
第3章 これからの生態系と稲作(多様であるということ;今なぜ多様性か;混作の知恵・多様性への提案 ほか)