内容説明
ソ連崩壊をうけて中央アジアとその周辺でイスラム系を含む8カ国が新しく独立した。かつて東西文明の十字路と呼ばれた「ユーラシアのへそ」は、民族と宗教をめぐる文明の衝突と交流という、いまもっともホットな場所として世界の注視の的となっている。世界の第一線研究者たちが説き起こす中央アジアと湾岸諸国の歴史と現在。
目次
第1章 中央アジアのイスラムとナショナリズム―民族意識と宗教意識
第2章 中央アジアをめぐる「オリエンタリズム」の危機―『ロシアのムスリム・フロンティア』解題
第3章 ロシアと中央アジアの間―ソ連解体とタタール民族運動
第4章 ロシアとイスラム世界の国際関係―湾岸中東と中央アジアにおける遺産と挑戦
第5章 新世界秩序、あるいは新イスラム秩序か―アメリカと湾岸諸国
第6章 湾岸諸国と中央アジアの安全保障―その変動の評価
第7章 近代における日本と新彊(東トルキスタン)―イスラムとの出会い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kenji Suzuya
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ロシアー中央アジアーペルシャ湾岸、という、あまり注目されていない地域的連携が描かれると期待していたのだが、そんなことはなかった。2013/07/02
転天堂
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タリバンのアフガニスタン政権再奪還をきっかけに、頭の整理のため読了。 イランのイスラム革命、ソ連のアフガニスタン侵攻、イラン・イラク戦争、イラクのクウェート侵攻、湾岸戦争、ソ連崩壊・各共和国独立、あたりまでの時代背景なので、その後のチェチェン紛争、オスロ合意とパレスチナ自治政府の成立、9・11とアメリカによるアフガニスタン戦争・イラン戦争、グルジア(現ジョージア)の政変、アラブの春、ISの台頭、イスラエルとUAEの国交樹立、などここ25年のめまぐるしい情勢の変化を考えるうえでは勉強になった。 2021/08/21




