朝日選書<br> 茶の湯の歴史―千利休まで

朝日選書
茶の湯の歴史―千利休まで

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784022595041
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0376

内容説明

日本人が茶を飲むようになったルーツから、総合芸術・茶道の完成に至る、茶をめぐる心と人々の話。

目次

序章 “のむ”風俗と日本人
第1章 喫茶のはじまり(茶のルーツ;日本渡来;朝鮮の茶)
第2章 寄合いの楽しみ(喫茶から茶会へ;茶を飲みあてる;もてなしとしての茶)
第3章 芸能化への道(新しい茶の湯;武野紹鴎と連歌;わびと数寄)
第4章 利休・堺・信長(利休の登場;堺と信長;謎の茶人長谷川宗仁)
第5章 天下一之茶湯者(禁裏と北野;道具とふるまい;炭・花・懐石)
終章 利休切腹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

48
#萬葉集 巻十一2660 夜並べて君を来ませとちはやぶる神の社を祈(のま)ぬ日は無し 返歌 頭下げ乞い願う「のむ」の意味言葉のみこみ祈ることだと お茶を飲む時も言葉をのみこんで何かを願うと心安らに ps. 2008年amazonに転記 お城や神社でお茶をいただけるときには、なるべくいただくようにしている。熱田神宮で結婚式を挙げると、毎年、御垣内参拝と呈茶券がついてきた。熱田神宮の中で、お抹茶とお菓子がいただけた。単純にお茶とお菓子のおいしさを味わうのも一つの道だ。2016/09/11

波 環

3
茶道の一門向け講演会にきてくださる講師で日本食の文化史をわかりやしくお話くださる方でおなじみの著者でした。学術的な茶道史について概説的に述べられていて参考になりました。朝顔の美を愛でる茶会を秀吉に所望されて、群生していた株を一つだけ残して抜いてしまった利休のエピソードが印象に残りました。朝顔の美を簡単に考えるなと、一つの花にじっくり向き合え、と訴える行動。上に立つ秀吉としてら、かわいくないしドヤ顔の茶坊主にしか思えないだろう、利休の死もこんなことの積み重ねなら致し方なし、利休も本望だったかも。2016/01/01

六点

2
千利休が、侘茶道を成立させる迄の喫茶の歴史をおったものであるが、座の娯楽であった茶の湯が、なんと魅力的に思える事か。また、千利休の侘茶が如何にManowar言う所の「Pure metal」的な世界であるか如実に理解できた。座の娯楽も茶道も優れて時代の児であるのだなあ、と、茶道の門外漢はぼんやりと思いましたということであるよ。#2014/11/23

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