内容説明
世界屈指のジャパノロジストからの、“母国”日本への熱いメッセージ。
目次
なぜ日本へ?
第一の転機
ヘンな外人
外国人との付き合い方
海外における日本研究
年の始め
私の日本住居論
桜
訳し難いもの
和食についての迷信
雑音考
軽井沢情調の今昔
日本のマスコミ
戦争犯罪を裁くことの意味
刑死した人たちの声
日本人の無常感
体験的能芸論
能の普遍性
歌舞伎芝居見物の楽しみ
浮世絵の魅力
日清戦争の錦絵
江戸の洋画家 司馬江漢
谷崎先生のこと
戦中日記の伊藤整氏
吉田秀和という日本人
「鉢の木会」のころ
わが友 三島由紀夫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kidd
0
30年前に書かれたエッセイ。ただの日本スゴい本じゃなくて、やっぱり考察が深いなーと感じる。文中でキーン氏が好きだと言ってくれてるところは失われてしまったかも…2017/01/20
natukoba
0
時節柄桜に対する日本人の異常なまでの愛着心についての考察が面白い。2-3日で散ってしまうはかなさに対する思い入れは日本人のベースにある無常感につながると。2012/04/04
tuna
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最近、いろんな所でドナルド・キーンさんの名前を見る気がします。2011/12/10
司書見習い
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著者の日本についての考えをまとめたもの。①著者の日本との出会いと日本研究の状況、②全般的な事項、③芸能・芸術、④文学となっている。日本人は「日本文化を外国人が理解できるわけがない」と考えがちだが、真に良いものはきちんと理解されると指摘(140p)。司馬江漢は初めて知った。2019年、著者死去。2019/10/29
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