逃げない男たち―志に生きる歴史群像〈上〉

戸部 新十郎〔トベ/シンジュウロウ〕/安西 篤子/赤木 駿介/徳永 真一郎/山上 笙介〔ヤマガミ/ショウスケ〕/小島 貞二/綱淵 謙錠【著】

旺文社（1987/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 318p／高さ 20cm
• 商品コード 9784010712825
• NDC分類 281

内容説明

これは歴史の足跡をたどる本ではない。逆境の時を生き抜いた男たちの人間性に、一歩、踏み込んだ人物像である。危機管理の時代に贈る一冊。

目次

前田利常
立花宗茂
三好長慶
曲直瀬道三
相馬大作
剣山谷右衛門
水野忠邦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[鐵太郎]

「逃げない男たち」と題して、戦国時代終盤から江戸時代終盤までの世に知られた男たちを描いたミニ伝記。上巻は、加賀藩三代目・前田利常、東の本多西の立花と褒め称えられた勇将・立花宗成、下克上の悪人の汚名を負う三好長慶、海内一の名医・曲直瀬道三、テロリストとして世に知られた相馬大作、横綱を辞退して男を上げた土俵一筋の名大関・剣山谷右衛門、幕政に辣腕を振るった改革の鬼・水野忠邦、の7人を、別々な作家が書いています。書く人により熱気はさまざまだけど、身びいきが過ぎる書き方も一興ですな。

2019/09/26