岩波新書<br> 日本人拉致

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日本人拉致

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320647
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0230

出版社内容情報

突如自由を奪われ、独裁体制下で生きた二四年。北朝鮮からの「帰国」を後押ししたのは、現地に暮らすある人の言葉だった――。私はなぜ拉致されたのか。「マインドコントロール」「革命教育」の現実は。国家に生を翻弄された当事者自らが未解決事件の本質をえがく。重層的な人権問題として拉致を捉えなおす決定版。

内容説明

「日本に戻ったら、そのまま日本で暮らすべきだよ」突如自由を奪われ、独裁体制下で生きた二四年。北朝鮮からの帰国を後押ししたのは、現地に暮らすある人の言葉だった。私はなぜ拉致されたのか?「マインドコントロール」「革命教育」の現実とは。国家に生を翻弄された当事者が知り得たすべてを記す。

目次

1 問題は決して「解決済み」ではない(「八人死亡」は事実か;変遷する説明―横田めぐみさんをめぐって)
2 日本人拉致の本当の目的(直接の目的は何だったのか;世界各地で発生した事件)
3 拉致は北朝鮮に何をもたらしたのか(果たされなかった目的;まず「拉致」ありきの発想;計画を頓挫させたもの)
4 変容する思想教育(工作員育成のための「マインドコントロール」術;育成放棄後の思想統制)
5 独裁下を生きるということ―私に与えられた「革命任務」(一二人の工作員に日本語を教える;書庫での発見;異質な任務;動き出した事態)

著者等紹介

蓮池薫[ハスイケカオル]
1957年、新潟県柏崎市生まれ。新潟産業大学特任教授。中央大学法学部3年在学中の1978年に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。帰国後、同大学に復学し卒業。拉致問題の啓発と解決のため、講演活動やメディア発信を積極的に行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

97
1978年に北朝鮮に拉致され24年後の2002年に日本へ帰国。その2002年から更に23年が経過しようとしている。そんな蓮池氏の人生を思いながら読書は進む。拉致被害をどこまで我々は理解し語れるのか。僕が知らない事実が沢山あった。まだまだ帰国出来ていない、或いは生存自体が分からない拉致被害者に何か出来る事はもうないのであろうか。一つ分かるのは、こうして我々読書家は書物を読み事件を風化させないという事だ。2002年に北朝鮮を動かしたのは自国の状況と共に伝わった我が国の拉致被害に対する意識であったとあるのだから2025/06/15

rico

81
かの国でのことを体系的に語ることができるとすれば、多分この方だろうと思っていたけど、既に何冊か書かれているのですね。拉致から帰国までの24年間。理不尽に異国に連れ去られた怒りや絶望については抑制的で、事実を伝えるという強い意志が感じられる。思想教育を受け工作員に日本語を教える日々の中、内側から見えた独裁国家の実相。拉致が国際社会の知ることとなった後の帰国に至る過程。まだ書けないこともあるはず。でも、よくここまで。解決が見えないまま時間ばかり過ぎていくことへの危機感がひしひしと伝わる。忘れてはいけないこと。2025/07/25

さつき

66
拉致被害者の蓮池薫さんの著作。北朝鮮でどのような暮らしをしていたか。拉致をした側が被害者に対し拉致されたのは恥ずかしいことだと言うなんて!あちらの言う通りにしなければ何をされるかわからない。そんな状況に24年も置かれていたこと、そして徐々に洗脳されていく様子が恐ろしかった。北朝鮮が何のために拉致をしたのか、そして想定通りにはならず失敗したか分かりやすく分析されていました。実際に渦中にいた方の言葉は重みがあります。2025/06/18

くろにゃんこ

33
拉致をされてからの生活、北朝鮮という国。こんなことが現実だという怒りと恐怖で苦しい読了。思うことはありすぎるがとても言葉に出来ません。ほんと、風化させてはいけない。2025/08/07

ちさと

27
北朝鮮による日本人拉致の全容を、知る限り書ける限り、当事者によって明かされた1冊。工作員による身分の成り代わり、外国人工作員としての利用目的で拉致されたという認識はあったが、よど号グループによる革命人材確保の目的があったことは知らなかった。拉致から帰国までの独裁体制下での24年間の様子は中盤に詳しい。帰国できた事は当然のことなのに、本当によかったと思う。帰国できていない人達は、公表できない国家秘密を知りすぎてるんでしょうね。。横田めぐみさんのご尊父が亡くなったと知った時は、胸がぎゅっと摑まれる思いがした2025/08/10

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