岩波新書<br> 日本の誕生

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岩波新書
日本の誕生

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004305101
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「日本とは何か」-歴史研究の立場からこの問いに答えるべく,著者は日本の国家成立事情から説きおこし,歴史の展開をたどりつつ,ヤマト国家の古典的国制とは何であったかを論じていく.国号問題から天皇制,政治システムそして「家」の制度,さらに宗教意識や美意識まで,現代につながるさまざまな問題が提示される.

内容説明

ヤマトを本拠に発展した「倭」―「日本」の王権は東アジア世界の歴史の潮流のなかでどう展開したか。著者は、歴史の歩みをたどりつつ、国号問題から天皇制、政治システムや「家」の制度、さらに宗教意識・美意識など、現代につながる興味深いテーマを縦横に論じ、そして、平安時代に成立するヤマトの古典的国制・文化の総体に挑む。

目次

序章 「それでは憶良がかわいそうだ」
1 東アジア世界と「倭」の出現
2 倭の女王と交易
3 大王(天皇)にも姓があった
4 東海の帝国への道
5 クーデターと「革命」
6 「日本」の国号の成立
7 大仏開眼と金
8 ヤマトの古典的国制の成立
終章 ヤマトと「日本」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

33
日本(やまと・訓読み)は天皇政権の名称、日本(にほん・音読み)はその後国家名として引き続き使用されたこと、これは世界的には珍しいことだそうな。そこを基点に日本の誕生を詳説なのだが…、レベルが高すぎて消化不良。古代・中世の渡来人(朝鮮・中国人の日本への移住)が多かった結果、今の日本人の血液の10~20%は彼らのもの、継続的に令和まで続くこととなる最初の元号「大宝」は、対馬に金が産出されたというガセネタに騙されて制定された元号だ等、蘊蓄が興味深い。2019/04/10

かんがく

10
日本古代史を東アジアや天皇に着目して概説。新たな発見としては、称徳天皇までの天武系から、光仁天皇以降は天智系に皇位が移っており、桓武天皇による遷都も平城京を都とした天武系からの擬似的な王朝交代であるとしている点。日本、天皇の称の誕生は重要。2018/06/01

新父帰る

7
「日本」というのがヤマトの王朝名であったことは知らなかった。つまり「日の御子のしらす(治らす)日の出の国」から来ていると。更に、中国から見れば、「倭」は氏族名になる。中国の王朝のように、易姓革命で王朝名が変わるはずであったが、日本ではそのまま「日本」名が残った。それは何故か。それが本書のテーマである。ヤマト政権の氏族制から天皇制の確立によって、ヤマトの古典的国制が近代の国制になしくずし的に移行して、「日本」が国家名になった稀有な国。奈良・平安時代には「日本」の表記には関心が薄い。「大倭国」から「大和国」へ2017/06/15

おらひらお

7
1997年初版。日本古代史の通史的一冊です。著者の視点が生きていて、結構細かいところに光が当たっている場合もありました。『続日本紀』を全く読んだことがなかったので、対馬産出の金の話が詐欺であることを知りませんでした・・・。2013/02/05

hyena_no_papa

3
さすがに日本古代史が専門だけあって、内容的に安心して読める。しかし、前漢代から9世紀の我が国の状況までを200ページほどの新書に収めているゆえ、濃縮ジュースを飲んでいる気分。6章の参考文献として、大和岩雄氏の『「日本」国はいつできたか』を引いているが、109ページで大海人皇子がみずからを漢の高祖になぞらえたのだろうと書いているのは、大和氏の所論を妥当と捉えてのことか。吉田氏は2016年に死去されたとのことだが、2010年発見の「禰軍墓誌」中にみえる「日本」についてもいずれかで言及しているのか?2019/07/15

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