出版社内容情報
芭蕉は多くの門人を集めた.その数は三百人とも二千人ともいわれ,江戸期の俳壇で大きな位置を占め,蕉門は華ひらいた.彼らに芭蕉の精神はいかにして継承され発展したのだろうか.門人の中から,其角・嵐雪・杉風・去来・丈草・凡兆・許六・支考・野坡・惟然の十人を,新「蕉門の十哲」として挙げ,その生涯や作風,複雑な人間模様を描く.
内容説明
芭蕉は多くの門人を集め、その数は300人とも2000人ともいわれれている。門人たちは江戸俳壇で大きな位置を占め、蕉門は華ひらいた。芭蕉の精神は彼らにどのように継承され発展したのだろうか。其角・嵐雪・杉風・去来・丈草・凡兆・許六・支考・野坡・惟然の10人を、新「蕉門の十哲」として挙げ、その生涯や作風、複雑な人間模様をえがく。
目次
芭蕉と門人―はじめに
1 東西の俳諧奉行(去来;杉風)
2 武門の出―二筋の道(許六;丈草)
3 江戸蕉門のリーダー(其角;嵐雪)
4 行脚俳諧師(支考;野坡)
5 個性の作者(凡兆;惟然)
蕉門のゆくえ―おわりに