岩波新書<br> 尾瀬 - 山小屋三代の記

岩波新書
尾瀬 - 山小屋三代の記

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004202639
  • NDC分類 519.81

出版社内容情報

尾瀬を拓いた平野長蔵が沼畔に山小屋を建てて九十余年.以来,長蔵小屋の親子三代は,つつましく自然と「共生」する道を模索してきたが,ときには電力会社による取水に,ときには自動車道路の建設に,身を挺して闘うことを余儀なくされもした.――三代の肖像を,いくたびも破壊の危機に瀕してきた端正な自然を背景に描く.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

43
生きている生活しているだけで自然にはインパクトを与えているもの。3代目小屋主となった長靖さんの保護活動への苦悩を思うといたたまれない思いです。もちろん初代の長蔵氏、長英氏と守ってきた尾瀬と小屋の苦闘があればこそ今でもこうして生きているのですね。誰も訪れる事がなかった時代から年間30万人の方が訪れるようになった。平野一家だけではなく保護活動い携わった人たちのお陰です。次の世代へ変わらない姿をつなげたい。と思うのだが私は行ったことが無い。今年は予定を立てて自分の目で見てきたいと思う。2017/04/09

糜竺(びじく)

40
福島県の尾瀬にある山小屋の三代約90年の歴史を綴った一冊です。読んでいて、非常に田舎の山奥の中での生活が過酷なものである事が伝わってきました。そうした中で懸命に働いて生きる姿、また人と自然との営みを充分に伝えています。また、自然保護のために開発と戦う姿も克明に記されていました。私は街に住んでいるので、自分には信じられないような出来事が載せられており、読んでいてとても驚かされました。たまにしか、山の方には行かないので、自然についてあまり考えて来ませんでしたが、少し自分の中で見方が変わった気がします。2015/09/18

yumyum

6
いつか行きたい山小屋にリストアップ。いろいろググたら裁判沙汰になっていたり。やるせ無いような。いろいろあったのでしょうが先代が悲しむよね。山小屋の経営は苦労の連続でしょうが、頑張って欲しいですね。2020/10/06

takao

4
ふむ2024/05/12

yamakujira

3
尾瀬を愛し、尾瀬を守る、平野家三代の足跡。長蔵小屋が誇る熱い想いも、現代には伝わらなかったのだろうか。ゴミを埋めちゃダメでしょ。 (★★★☆☆)

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