岩波文庫<br> 紫禁城の黄昏

岩波文庫
紫禁城の黄昏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 507p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003344811
  • NDC分類 288.492
  • Cコード C0122

出版社内容情報

イギリスの有能な官僚で中国文化を高く評価する学者でもあったジョンストン(一八七四‐一九三八)は,一九一九年,清朝最後の皇帝宣統帝溥儀の家庭教師として紫禁城に迎えられ五年余りそこで暮した.宦官支配下の「小宮廷」の実態を具さに書きとめたこのインサイド・ストーリーは,清末から「満州国」にかけての中国理解に欠かせない一冊.

内容説明

イギリスの有能な官僚にして中国文化を高く評価する学者であったジョンストン(1874‐1938)は、1919年清朝最後の皇帝宣統帝溥儀の家庭教師として紫禁城に迎えられ5年余りそこで暮した。宦官に支配される「小宮廷」の実態をつぶさに書きとめたこのインサイド・ストーリーは、清朝末から「満州国」にかけての中国理解に欠かせない1冊。図版多数。

目次

序章
第1章 紫禁城1919~1924
第2章 清室の教師たち
第3章 黄昏の満州宮廷
第4章 内務府
第5章 龍いまだ幼く
第6章 龍は目醒める
第7章 自分の翼ではばたく
第8章 龍と鳳凰
第9章 陰謀と計略
第10章 紫禁城の庭園
第11章 夏の宮殿
第12章 10月5日
第13章 囚われの龍
第14章 龍の飛翔
終章 龍、故郷へ帰る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

14
中学以来久々によみましたが、今回は完全版と読み合わせしながら読みました。省略しているところ以外はほとんどおなじでしたが、ところどころ訳が異なり、逆の意味にとれる部分もありました。原文を読んでいないのでどちらが正しいのかわかりませんが、岩波の訳だと文章の流れが合わないので、歴史認識の部分を省略していることも含めやや恣意的なのかなと思いました。2020/11/21

壱萬弐仟縁冊

13
1934年初出。404-405頁の1924年11月29日の北京の日本公使館への亡命を記念した、鄭孝胥の絵に陳宝琛が賛をしたもの。墨絵と共に、「異風」と書いてある。1919年、13歳の廃帝溥儀の家庭教師だった英国人ジョンストン氏(28頁)。英語学習を始めて2年、皇帝から英語名をつけてほしいと申し出を受けた(135頁)。皇帝はヘンリーを選択した(136頁)。皇帝の博識、率直さ、関心の高さ、寛大さ、芸術的才能、復讐心のなさ、弱者への思いやり、危機への勇気、ユーモアの感覚など、多彩な魅力を発見したという(同頁)。2013/10/01

司書見習い

3
宣統帝(愛新覚羅溥儀)の英語の帝師であったイギリス人、ジョンストンが見た中華民国時代の北京と紫禁城の数年間をふりかえって書かれた本。本書ではジョンストン視点からの断罪がなされているが、どこまで事情に通じてるのかも定かでない外国人が突然リストラを始めるのだから、清の役人からしたらたまったものではなかっただろう。外資に乗っ取られた企業のようだった。相手のことを思ってにせよ、客分としてはいささか出過ぎた真似だったのではないだろうか。2017/11/28

よっちゃん

3
最後の皇帝溥儀を中心とした本。あまりにも有名な本。長い時間かかって読み終えることができた。2017/09/18

にゃん吉

2
革命により没落した大清帝国、権謀術数に満ちた宮廷、皇帝の孤独、近代化に呻吟し、混沌とした中国情勢といった様子がよく伝わり、興味深く読みました。解説でふれられていますが、本書は、著者の主観的色彩の強い章を省いた抄訳とのこと。分量の問題等もある気もしますが、全訳して、補注、解説で補うなどした上で、あとは読者の判断に委ねるという体裁の方が、読者に裨益するところが大ではなかったかなという気もしました(個人的には、多少主観が強くとも、西洋人の帝師の眼から当時の中国がどう見えていたかを広く読んでみたい)。     2021/04/11

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