出版社内容情報
作者は紀元五○年頃ギリシアに生れ,アテネに学び終生プラトン哲学を奉じた.古代を追慕した彼が,二十三人のギリシア人を選びそれに一人ずつのローマ人を配した本書は,道徳的教訓を主題とする異色ある伝記であり,世界歴史の上に大きな影響を与えた歴史書でもある.常に歪められた形で紹介されてきた本書の初めての決定訳.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中島直人
8
一番印象に残ったのはスルラ。こんないい加減な男だったとは。また、ピュルロス、リューサンドロスも、ほとんど知らない存在だったので、面白く読めた。2017/12/08
アルゴス
4
ローマもいよいよカエサルの時代に近づいてきて、マリウスとスルラが登場する。彼らの将軍としての偉業と、そののちの野放図なまでの生き方が面白い。マケドニアのピュロス王とスパルタのリュサンドロス将軍の生涯も、プルタルコスのしたように、マリウスとスッラの対比として読むと、また別の味わいがでてくる。2018/02/04
astrokt2
0
未レビュー2009/05/30