出版社内容情報
被曝の証拠を無視することが科学的なのか? 国連科学委員会による福島原発事故の影響評価では、2011年3月15日に福島市を襲った最大の放射能汚染がなくなっている! 物理学者が現地にも取材し5年がかかりで謎を解き明かす。根拠となるデータを掘り起こし、権威の衣をまとった国連科学委員会報告書の実態を明らかにする。
【目次】
はじめに
第1章 初期被曝の主犯「放射性ヨウ素131」
第2章 福島市の放射性ヨウ素はとらえられていた
第3章 奇妙なUNSCEAR2020報告書
第4章 消えたプルームの謎を解く
第5章 大きすぎる沈着速度
第6章 雨と放射能
第7章 UNSCEAR2020報告書の輪をかけた異常さ
第8章 福島の教訓は生かされているか
終 章 権威を装って事実を曲げてはならない
終わりに――聞き手からのメッセージ
付 録
謝 辞
主な文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
和
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ここで報告されているのは、国際的な権威とみなされる組織が公表した福島原発事故の報告書について、著者が調べ考察し、問題を明らかにした過程です。著者のひとり黒川氏は物理学者で、宮崎・早野論文の問題を提起された方です。本書では、東京五輪の開催直前に公開された「UNSCEAR2020報告書」に福島原発事故の被曝量がチェルノブイリよりはるかに低いと報告されていたことに対して、著者らが根拠を突き詰め、科学が権威に捻じ曲げられていたことを明らかにしました。社会が科学に抱く信頼を悪用されることに、気持ち悪さを感じました。2026/09/09




