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双書科学/技術のゆくえ
価値観と科学/技術

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000266345
  • NDC分類 404
  • Cコード C0340

出版社内容情報

いまや「生命という聖域」が失われ,「理想の未来」や「究極の民主主義」も語れない.科学/技術を評価・判断し,有効な合意を形成するための方法とは何か.F.ベーコン以来の技術思想の取り組みを描き,未来へと結ぶ.

内容説明

21世紀の幕が開いたいま、「無限の進歩」も「生命という聖域」もない。社会科学は「理想の未来」を語れず、「究極の民主主義」もない。そのなかで、科学/技術を評価・判断する主体をつくり、有効な合意を形成するためには、どうすれば良いのか。F・ベーコン以来の技術思想の変遷とさまざまな取り組みを描き、未来へと結ぶ。

目次

第1部 科学/技術と近代精神(行為の拡大と倫理の空白;「近代科学/技術」は存在したか;人間の尊厳は疑いもなく知識のうちに隠れている)
第2部 科学/技術が人間を支配する(諸刃の刃か魔法の箒か;道具と制度;技術の否定的側面)
第3部 人間が科学/技術を支配する(技術の評価主体の形成;安全の情報依存性;技術体系の転換)

著者等紹介

加藤尚武[カトウヒサタケ]
1937年生まれ。哲学・応用倫理学専攻。鳥取環境大学学長。技術文化を暖かく見守りつつ、生命倫理・環境倫理の視点から科学/技術を考え、社会的に有効な合意形成の道を探求している
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