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岩波ブックレット
津波防災を考える - 「稲むらの火」が語るもの

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  • サイズ A5判/ページ数 55p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000093569
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0336

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

6
かつての教科書には、津波から身を守るとことを啓発する「稲むらの火」という物語が載っていた。その物語がどんな事実にもとづき書かれ、掲載されるに至ったかを紹介しながら、津波防災の基本的な考え方を示す。結論的には、津波を想定した高い建築物を建てることなどハード面の重要さもさることながら、数百年に一度という災害ではあっても、そのことに備える意識の重要性が説かれていると思った。先人はそのことを伝承として伝えようとしたが、東日本大震災で思い知った津波の怖さを、自分たちが後世に語り継がねばと思わされた。2011/03/19

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

3
【ココロの琴線に触れたコトバ】注意報を甘く見ていると、いつかは思いがけない被害にあう可能性のあることを、認識しておくべきだろう。2015/07/22

ごーや

1
稲むらの火、知らなかった。このような言い伝えが防災力につながる可能性を探っていきたい。2013/06/09

takashi1982

1
周期的には起こるものの、数世代経ってしまい被害の記憶が風化する津波に対しては「稲むらの火」のような訓話によって津波の記憶を共有化することが必要である。後半は津波のメカニズムについて、オーソドックスな説明がされる。海底プレートの水平方向のズレだと津波は小さいが、上下方向へのズレは巨大な津波を生む。また、地震によって開閉式水門が機能しなくなるケースなど、ソフト・ハード両面の津波対策を指摘している。今回の東日本大震災では津波被害の大きさが情報メディアによって記憶された。これをどう活かすのかが問われるのだろう。2011/05/16

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