出版社内容情報
第一期叢書を引き継ぎ,世界史を二分するこの時代に迫る.その後の研究の進展と問題意識の深化をふまえて精選された個性的な記録を編成,作品のラインアップが充実し,各作品相互の有機的連関が重視される.〈第2次刊行〉
内容説明
この訳書第四分冊には、原著第2巻の第54章から終わりまでと、第3巻の第1章から第77章までが収められている。本第四分冊では、「大陸の内部にエスパーニャ人を入植させる目的で認可された最初のもの」である、ディエゴ・デ・ニクエーサとアロンソ・デ・オヘーダのふたりのコンキスタドールの探検がことごとく失敗に終わり、それに参加した者たちの中から、現コロンビア北西部のウラバー湾沿岸に定着しようとする一群があらわれ、1510年末に、サンタ・マリーア・アンテイーグア・デル・ダリエンの町を建設するところからはなしが始まる。