内容説明
私たち人間という生物は、どのような進化の道筋を経て出現したのか。化石をもとにした形態学的研究と、遺伝子の比較を手がかりにした分子進化学から、ヒトの進化の流れを示す。そして最近注目されている問題として、脳の進化、心と行動・文化の出現、言語の獲得について最新の知見を紹介し、人類進化学と人類そのものの将来を考える。
目次
序 人類進化の研究が世界観に与えてきた影響
1 化石からみた人類の進化
2 遺伝子からみたヒトの進化
3 脳の進化
4 人間の本性の進化を探る
5 言語の起源と進化
結び 学融合的科学としての人類進化学
著者等紹介
斎藤成也[サイトウナルヤ]
国立遺伝学研究所教授
諏訪元[スワゲン]
東京大学総合研究博物館教授
颯田葉子[サッタヨウコ]
総合研究大学院大学先導科学研究科教授
山森哲雄[ヤマモリテツオ]
基礎生物学研究所教授
長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
総合研究大学院大学先導科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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