子どもという世界

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子どもという世界

  • ISBN:9784761276843

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内容説明

【2022 Asia Book Awards受賞!】
★韓国で20万部突破! 
★子育て世代にはもちろん、幅広い読者層から熱い支持を集めているベストセラー!
★イラストは人気イラストレーター、イム・ジーナさん!
★SF9のロウン、HA:TFELT(ホットフェルト)、歌手でエッセイストのイ・ラン、作家・映画監督などからもSNSで大推薦!
★大切な気づきを与えてくれる! 大人の意識を変える珠玉のエッセイ!

――私たちのそばにいる存在であり、いつかの私たちのすがた
――忘れ去った子どもの心を思い出し、自らの人生を振り返らせてくれる

 本書は、多彩な色を放つ子どもたちとのエピソードを集めた一冊。
柔軟で、奇抜な発想で見慣れぬ世界と向き合っていく子どもたち。ちょっとした危険ならば勇敢にたち向かって冒険を楽しむ子ども、どこまでも愛情深くやさしい子ども、大人の間違いをはっきり指摘する子ども…。

 特別個性的な子どもたちのエピソードを集めたわけではない。大部分の大人が、なんとなく素通りしてしまいがちな瞬間を著者キム・ソヨンは、つぶさに見つめて心を込めて記録してきた。本書に登場する子どもたちはみな、特別な子ではなく、自分の考えと声をもった一人の個人として登場する。

 子どもの心理を解説したりするのではなく、一人ひとりの子どもがありのままの姿で私たちのそばに「存在している」ことを知らせてくれる。
 スニーカーの紐を結ぶのに時間がかかったり、一人でエレベーターに乗れなかったり、嫌いなにんじんをお皿から抜いたりするささやかな瞬間をとらえて、少し不器用でもゆっくりでも、自分の役割を必死でこなそうとしている子どもがここにいる、ということを教えてくれる。
 どんな姿だってかまわない、どんな子だっていい、一緒に仲良くやっていこう、と子どもたちに向かって両手を広げてくれる著者の声が、大人の読者の世界にも、いつのまにか子どもの居場所を作ってくれる、そんな本だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0sanada0

1
親でもなく、教師でもない人が書いているという点が珍しい。ナナメの関係の手本のようにも思う。読んでいて、自分の子にもそうやって接したいと思うよりも、よその子にもこうやって接しよう、と思えた。「いい子」と声をかけることの弊害についてはハッと気付かされた(たしかに“都合の”いい子と紙一重だ)し、「ゆっくりね」という声かけは真似したい。翻訳に引っかかる箇所があったり誤字脱字が気になったのがちょっともったいなかった。「確かなのは、子どもについて考えれば考えるほど私たちの世界が広がるということだ」(はじめにより)2025/05/07

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