朝日選書<br> 日本の女性議員 どうすれば増えるのか

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朝日選書
日本の女性議員 どうすれば増えるのか

  • 著者名:三浦まり【著者】
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • 朝日新聞出版(2021/05発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022630438

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内容説明

さまざまな分野で女性の活躍が目立つが、なぜか政治家は少ない。理由は何で、 女性議員が増えると政治はどう変わるのか? 国会議員へのアンケートやインタビューを基に、女性議員の変遷やそれに伴う女性政策の進展、世界の女性運動との連動など多角的に検証する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

6
冒頭でジェンダーステレオタイプを批判していますが、本書全体が男性=保守・権力、女性=リベラル・市民というステレオタイプな男女を線引きして、保守・権力からリベラル・市民という、これまたステレオタイプな歴史意識を露呈しています。本書が読まれない原因は、社会がアファーマティブアクションに無関心だからではなく、フェミニズム論者のステレオタイプな論じ方にあります。著者は女性議員の活動を、マイノリティの視点から社会環境を改善するものと、生活者の利益を追求するものに大別します。90年代は社会党のマドンナブームにはじまり2017/04/25

5
90年代を女性の政治進出や政策関与が躍進した時代とし、2000年代をバックラッシュなどを背景とした、女性の政治参画の「停滞の時代」と位置づける。女性が国会議員にいかにしてなるか、女性議員と男性議員のちがい、地方政治における女性議員なども、データやインタビューなどから論じられる。 恥ずかしながら、90年代の女性議員の活躍は土井たか子ぐらいしか知らず、本書で登場した女性議員たちのはたらきに驚かされた。終章の、女性議員の政治参画の度合いを規定する要因の分類と説明は、「何を変えればよいか」を考える上でも有用。2021/01/29

ブルーツ・リー

4
男性と女性の比率は5対5なのだから、国会議員だけ男性が9割、という状況は明らかにおかしいと思う。 男性、それも、高齢の男性が政治の世界では力が強いから、現状では、若年層や女性の声が、国政に届いていない可能性が高い。 これは女性だけの事ではないが、高学歴で、高い能力を持っている人は、官僚になるか、あるいは民間に流れてしまって、国会議員になって国を動かすんだ!という気概を持ってくれる人は、少ない。 政治は闘争だから、女性には難しい面もあると思うのだが、このままの女性比率でいい訳がない。女性政治家を増やさねば。2021/06/09

Y_Kuroyanagi

1
20190402ー201904152019/04/15

横丁の隠居

1
1990年代にせっかく女性議員が増えて、クリティカル・ロールを果たせるようになったのに、2000年以降ジェンダー・バックラッシュが起きてしまったというのはよくわかる。細かく女性議員をひとりひとり追うことで、地に足のついた議論が展開されている。資料としても貴重である。当選するために男尊女卑的な主張を取り入れざるを得ないというあたり壁は厚いと思わされる。女性枠を設けるとかかなりラディカルな方法を採用しないと前に進まないのではないかと思う。2018/01/16

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