つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~

個数:1
紙書籍版価格 ¥2,420
  • Kinoppy
  • Reader

つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~

  • ISBN:9784334962432

ファイル: /

内容説明

富裕層はますます富み、中間層や貧困層はより貧しくなる真の理由とは? ピケティの共同研究者による衝撃の研究結果。/史上最高レベルの不平等はどのように生まれたのか?/最高税率が高ければ格差は縮小し、経済も成長する/富裕層の租税回避を防ぐ方法/「過剰な富の集中は民主主義にとって、戦争と同じぐらい有害だ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にしがき

12
👍👍👍 本書は、米国で拡大する格差の要因は税制と説く。富裕層と労働者は所得の内容が違うので(労働所得と資本所得)、課される税も異なる。米国では資本への課税が少なく、そもそも非課税となるものも多い。著者はこのバランスを正すべきと主張し、過去の米国では税は格差を縮める為のものと理解され、機能もしていたと説明する。法人税も適切に対処すれば、グローバルな底辺への競争を避けられると。ただ、過去の米国が格差を嫌ったのは、金があると権力も集まるから。既に金と権力が集中している現在、税制改革はうまく進むのか。。2020/12/20

Roadblue

8
「底辺への競争」からの脱却がテーマだろうか。トマ・ピケティは2013年に「21世紀の資本」で過去20年間の膨大なデータを分析し、資本には再投資が可能でありその収益率r>経済成長率g(>所得)となることを解明し資本課税と累進税の強化を提言した。この本の原題の直訳は「不正の勝利」、ピケティの問題提起を別の切り口で詳細に著している。徴税とは国家運営の土台であるが、巨大多国籍企業やその取巻きの会計税務専門職の租税回避の横行ぶりや被害額を具体的に著す。国際協調の重要性を説くが解決の処方箋というには弱すぎるだろう。2021/04/07

TK39

3
不公平税制が格差を拡大したので、富裕層の所得への累進課税の強化、そして資本への課税を強化すべき、そして国際協調により多国籍企業のタックスヘブンへの利益移転への規制強化を。 それはその通り、いかに実現するか?が見えない。 2021/01/24

はまゆう

2
タックスヘイブン研究第一人者が著者の一人。税制のいまの格差があるアメリカの現状が詳しく書かれている。税制改革に必要なのは競争ではなく協調であるとする理念が必要なのがわかった。2021/06/17

jackbdc

2
毒を以て毒を制すという狂気を感じる。多国籍企業や大金持ちから税金をむしり取ろうという内容。手段は前者に対しては国際協調とタックスヘイブンへの制裁等。後者は所得税の超累進課税と財産課税の導入というもの。実効性という尺度においてはトンデモ論なのだが、通読により気付いたことがある。私はこれまでゼロベースで税制を考えたことが無かった。そして考えた。理想的な税制とは?負担と便益の関係とは?既得権益や努力をどう評価するか?公平・公正とは?様々な主体間の権益調整とは?う~ん、時間かけてゆっくり考えて行きたい。2020/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16469366

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。