内容説明
日本語の語源の世界をときあかす
日本人は数をいくつまで数えたか?
「ものしり」「もののけ」「ものがたり」のつながりとは?
「ひがし」と「にし」の「し」とは何か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
9
「あざやかとあざむく」では「あまりに鮮やかに欺かれると、怒りを忘れて恐れ入りましたと思ってしまうこともありますね」と語る(46頁)。私自身は欺かれると腹が立つ。欺かれた怒りを忘れることはない。本書のように恐れ入ったと感じることは全くない。 しかし、これは日本人論として深いところを突いている。日本人には、だまされる方が悪いという発想がある。その場しのぎの口約束で誤魔化すことへの罪悪感が薄い。「終わり良ければ全て良し」や結果オーライの発想も強い。2019/04/18
a43
6
電子端末などの変換に頼り、なかなか漢字が書けなくなってきているけれど、漢字って面白いなあ、日本語っておもしろいし、難しいなぁ。 白川静さんはファンが多いらしいが、お恥ずかしながら知らなかった。 音訳は、とても苦労した。全盲の方に、漢字の形の説明をしようとしてしまい、校正の方からは「そうじゃない!耳で聞いてわかりやすいように」というご指摘で、確かに!!となった。方針を間違えていた。サピエ図書館にあげるのはもう少ししてからになりそうですが、(大変お待たせして申し訳ない)↓ 2021/12/27
ふうふう
5
★★★☆☆おもしろ〜と思いながら読みすすめるのに、五分後にはすっかり全部忘れてるみたいな、、自分の記憶力の残念さをまじまじと感じさせられた。2022/07/10
おさと
3
おもしろーい!大好きこういうの。字源の話を少しだけでも知っているからか、「お、これこれ」「そうそう」と思いながらニヤニヤ。改めて、先人たちの智慧に感謝。2019/04/22
AQL
2
全ページ知的興味と知的興奮しかない。2019/05/07