子どもが教えてくれた世界――家族社会学者と息子と猫と

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子どもが教えてくれた世界――家族社会学者と息子と猫と

  • 著者名:片岡佳美【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 世界思想社(2018/11発売)
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  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784790717218

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内容説明

それって大人の都合だよね――そんな視点があれば、大人も子どもも「~ねばならない」という呪縛から自由になれる。日常でのふとした疑問を、小学生の息子&猫と暮らす家族社会学者と共に、じっくり考えてみませんか。



――社会活動家・湯浅誠さん推薦!

必要なのは、空気を読みつづける忍耐力より、他者との違いを受け入れる忍耐力。風通しのいい社会を作るヒントがここにある!



――あとがきより

大人たちは、自分たちがつくった意味の枠組みにがんじがらめになっています。家族はこう、子どもはこう、社会はこう、と囚われ、ありのまま、いろいろなままでは納得できなくなっています。……でも、子どもたちはそんな社会の中でもがんばって生きて、育っていくのです。私はそこに、子どもたちの「この世界を、みんなで一緒に生きていきたい」という叫びを聞いたように感じ、ハッとなりました。

目次

はじめに
I 家族生活のなかで
第1章 早寝、早起き、朝ごはん――家庭の教育力?
第2章 家庭の味――家族の「絆」の強化
第3章 家族ルール――民主的な家族
第4章 子どもの病気――ケア提供者のケアも
第5章 家族旅行――家族という物語
第6章 母子家庭――親の「愛」のかたち
II 学校生活のなかで
第7章 学級という社会――ぶつからない子どもたち
第8章 小学生の宿題――受け身の訓練
第9章 作文「ぼくのゆめ、わたしのゆめ」――つくられる「夢」
第10章 クラブ活動――失われる「遊び」の要素
第11章 運動会――泣ける「一致団結」
第12章 ふるさと教育――田舎っぺと都会っ子
III 地域生活のなかで
第13章 子ども会――「地域で子育て」の現実
第14章 子どもと行く買い物――ショッピングモールvs商店街
第15章 公園――「安全」によって失うもの
第16章 よその子ども――「えこひいき」されたケア
第17章 野良猫問題と子ども――「いろいろ」がある世界
第18章 公共空間と子ども――子どもお断りの場所?
あとがき
参照文献