中公新書<br> 科挙 中国の試験地獄

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中公新書
科挙 中国の試験地獄

  • 著者名:宮崎市定【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 中央公論新社(2013/11発売)
  • 3連休は読書を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/23)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121000156

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内容説明

かつて中国では、官吏登用のことを選挙といい、その試験科目による選挙を「科挙」と呼んだ。官吏登用を夢みて、全国各地から秀才たちが続々と大試験場に集まってきた。浪人を続けている老人も少なくない。なかには、七十余万字にもおよぶ四書五経の注釈を筆写したカンニング襦袢をひそかに着こんだ者もいる。完備しきった制度の裏の悲しみと喜びを描きながら、試験地獄を生み出す社会の本質を、科挙制度研究の権威が解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちさと

42
580年代随の時代に始まった官史登用試験「科挙」の制度とその実際とを描写したもの。晴れて挙人となるまでの学校試4つ、科挙試6つ、また別科と恐ろしく長い道のり、狭き門を主観抜きで解説する良書。ヨーロッパではまだ封建制度が幅を利かせていた時代に、万人(受験に耐えうる財力は必須)に門戸を開放し、文官による文治政策を堅持する制度を作り上げたという先進性は評価できる。徐々に時代遅れになり科挙という制度は廃止されたが、仮に科挙の科目が儒学から西洋の学問に変わったとしても、中国は近代化できなかっただろうと推測する。2025/12/23

Tomoichi

41
隋代に始まり清代末まで続いた官僚登用システム科挙、最終形の清代の科挙のプロセスを使って説明。科挙に使われた労力・知能を他に使っていたら支那の歴史は変わっていただろう。教育は強制と記憶と思っているけどさすがにこれは無駄遣い(笑)2020/03/04

inami

40
◉読書 ★3 NHKドラマ『蒼穹の昴』(2010年9月〜放送)における「科挙」のシーンが印象深く、もう少し詳しく知りたいと思っていた。浅田次郎の「蒼穹の昴」は2006年に全4巻読んでいたのだが、2009年に再度読み直して北京(旅行)に向かった思い出がある。中国では官吏登用のことを「選挙」といい、試験には種々の科目があるので、科目による選挙、略して「科挙」ということで、制度は1400年も前に始まった。科挙はだれでも受けられる(浪人続きで老人も)が一般人には高嶺の花。2万人もの人が挑戦する何とも凄まじい試験だ2022/10/20

Dash-Checker

25
文庫で読了。文章が素晴らしい。科挙が現実政治にはあんまり役に立ってないことを知って驚き。清朝の科挙が中心でそれ以前のものは流す程度。2022/01/19

NORI

22
管理登用試験である科挙の成り立ちから衰退までが詳細に描かれている本。カンニング用の豆本とか手の込んでいるものがあったり面白かった。読む前は読み終えられるかと思いましたが、徐々に文章に惹き込まれて読み終わりました(´ー∀ー`)他の方のレビューを拝見しますと「蒼穹の昴」に科挙が出てくるみたいなので読んでみようと思います!2022/01/16

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