内容説明
37年の教師生活で実践してきた、子どもの「好き」「楽しい」を引きだし考える力を育てるほんの小さな工夫とは?
目次
第1章 「やりたい」を引きだす教え方(子どもの「やりたい」を引きだす小さな仕掛け;「がんばったところ」を言葉にして子どもに返す ほか)
第2章 「まちがい」のまま進める教え方(「なぜ、30分は0.3時間じゃないの?」;まちがいのまま、いったん先を進めてみる ほか)
第3章 「話したい」を育てる教え方(大人と子どもの「共通の入り口」を探す;子どもが話したくなる二つの演出 ほか)
第4章 「わからない」に答える教え方(「なにがわからないのかわからない」という子どもには;「どの問題ならできる?」とたずねてみる ほか)
第5章 「考える力」をのばす教え方(ケーキを五人でどのように分ける?;ケーキの分け方を考えるのは、算数をやっているのと同じ ほか)
著者等紹介
田中博史[タナカヒロシ]
1958年、山口県生まれ。筑波大学附属小学校副校長。筑波大学人間学群教育学類講師、学校図書教科書「小学校算数」監修委員。全国算数授業研究会会長。「授業・人」塾代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miz
7
勉強って「楽しい」!楽しいから「やりたい」!勉強ができるってことはいいことだけど、勉強が好きになることが凄いことだし大切。親や大人が言いがちな一言をグッとこらえて子どもの気持ちを前に向かせる……4章、5章は具体的な事例で説明。この辺りは、ウチの小僧がこれから差し掛かるところ。参考になった。2019/08/14
ゆうゆう
5
間違いのまま、先を進めてみること。大人が子どもよりも先回りしないこと。ついつい「教えなきゃ」と思いがちになってしまうが、子どもに共感しながら一緒になって考えていけるような声かけをしていきたい。2020/08/14
chiho.k1214
2
「子どもの間違いのままにいったんその先を進めてみる」、考える時間を与えるために余白や空白の時間をつくってみる、という考え方になるほどと思いました。小1の息子がいますが、日常のやりとりの中で使えそうな場面が盛りだくさん。何よりも信頼関係が大事。田中先生に教えてもらった生徒は幸せですね。自分も心がけてみようと思います。良本でした。2024/05/31
Horizon09133
1
子供が考える余白を残しておくこと。 動いたときに誉めるということ 子供が手が止まる瞬間は、考えてきたことにおかしいと気づいたこと。他の例も考え、間違いを間違ったと確信させることが大事2020/04/19
やこさん
0
素晴らしい。 子育てにも大変役立つ内容2024/12/05