内容説明
専業作家を目指す父、仕事に復帰した母、小学生の姉と弟。海辺の町を舞台に繰り広げられる、ひと夏の家族物語。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務を経て、執筆活動に入る。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』でメフィスト賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
134
『大人になったら、みんなバラバラになるもんなんだ』そうだね、でも住む所がバラバラでも繋がりがバラバラな訳じゃないし、一緒に住んでいるだけで心はバラバラかもしれないんだよ。それと努力を辛いものだと思ってしまう長女・風花、君は母に似たのかな?ちょっとその気持ちがわかるから切ない。けれど、この家族は離婚したって良い家族だ!うん、それは間違いない。小路センセが描く優しい家族の話だった。カバーも立ち位置が絶妙で私は好きだ。人の数だけ家族の思いはそれぞれに有ると感じて読了した。心地いい読後感だった。2017/06/12
mocha
115
作家になるために独りになりたいという夫。物分りよく受け入れる妻と小学生の姉弟。二人は夏休みを父のオンボロ新居で楽しく過ごす。これは子どもに読ませるための本なのかな。両親が離婚しても悲しまなくていいんだよ、非行に走ったりしないでね、というメッセージ?初めのうちは「さすが小路さん、離婚を書いても爽やかだ」と思ったけど、大人が子ども達にこんこんと語り続けるのがだんだん辛くなって来る。男性が思う理想の離婚かな、と斜めから見てしまった。2017/10/05
ユザキ部長
96
とってーーも!優しい。こりゃ青空文庫、児童書だな。でもお父さんお母さんはものすごく大人だな。2018/01/03
ゆみねこ
86
両親の離婚と、小学生の子供たち。離婚は嫌いになったのではなく、小説家になりたい夫と建築設計の仕事に戻りたい妻の事情。サクサク読めて悪人が出てこない小路さんの王道パターンですが、大人が読むには少し物足りないかも。2017/10/10
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
70
65/100点 離婚した夫婦の父親の元で夏休みを過ごす子供たちを通して、家族とは何かと問うた物語。スっと読めましたが、う~ん、私にはもう一つでした。小路さんらしい優しい話しですが、別れたけど理解のある両親と聞き分けの良い子供たちが、耳ざわりの良い言葉を並べているだけの、現実味に乏しい物語という印象を受けました。結末も、結局何が言いたかったのか理解出来ませんでした。作者がこの作品を出版する意図が、よく分かりませんでした。ページ数も少ないし、中途半端なやっつけ仕事感満載の作品だと感じました。2017/07/01




