内容説明
不思議な医者、奇妙な病院、不可解な薬、珍奇な病名…。新世代ショートショートの旗手が、「医」のテーマパークへご案内。日常をほんの少し踏み外したら、そこはもう―たった5分で味わえる、非日常。
著者等紹介
田丸雅智[タマルマサトモ]
1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。2011年、『物語のルミナリエ』(光文社文庫)に「桜」が掲載され作家デビュー。2012年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。2015年、ショートショート大賞の立ち上げに尽力し、審査員長を務めるなど、新世代ショートショートの旗手として精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
121
奇妙奇天烈な病気に纏わる、ショートショート18編。冒頭の「骨を休める」から度胆を抜かれる。ピリッと効いた黒胡椒のような、味のあるブラックユーモアが存分に楽しめる。2017/01/08
ウッディ
107
抗生物質ならぬ更正物質、心療内科ならぬ心霊内科‥不思議な病気、医者、薬にまつわるショートショート集。数ページの緊張と緩和。読むと、スッキリ。元気になれたような気がする。2017/08/27
takaC
87
面白かった。先に読んで返さないといけない本のあれやこれやをさしおいて読了。どこも健康保険適用外? ~1.骨を休める / 2.心霊内科 / 3.妄想竹 / 4.コスメ・ドリンク / 5.心臓の毛 / 6.瞑想整理術 / 7.雪を引く / 8.瞳の花火 / 9.更生物質 / 10.中身がなくて / 11.記憶の糸 / 12.似てゆく / 13.漢方の効能 / 14.睫毛の穂 / 15.枯れた女 / 16.銀杏と生きる / 17.隠し場所 / 18.身体の変化 ~2016/12/12
モルク
64
医療や薬にまつわるショートショート。クスッと笑えるもの、ちょっとシュールのものと盛りだくさん。落ちのある「骨を休める」そろそろこんな帽子が欲しくなってきた「記憶の糸」が特にお気に入り。電車の中とか待ち時間とかに読むと時間を忘れて楽しい。2017/09/23
いたろう
64
著者初読み。何故、診療所?と思ったら、不思議な病院、変わった病気、新しい薬などを題材にしたショートショートが並ぶ。骨を取り出して休める施術を行う「骨を休める」、心療内科ならぬ「心霊内科」、抗生物質ならぬ「更生物質」等々、ダジャレや言葉遊びから発想された話に、若干、イラっと。そんなのなら、目を取り出して休める施術を行う「目の保養」とか、怪しげな「耳鼻淫行科」とか、「聖人病患者」とか、いくらでも思い浮かびそう。ショートショートなら、もっとパンチの効いたどんでん返しやオチが欲しいところ。2016/10/07




