ファンタジー・名作のお気に入り本棚

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洋書ジョナサン・ストラウド作『ロックウッド除霊探偵局２　人骨鏡の謎』（原書） Lockwood & Co: The Whispering Skull : Book 2 (Lockwood & Co.)

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タグロックウッド除霊探偵局　ジョナサンストラウド

電子版あり

洋書 Scaramouche : A Romance of the French Revolution （Reprint）

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中学生のころからの私のNo.１の小説、…

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中学生のころからの私のNo.１の小説、ラファエル・サバチニの「スカラムーシュ」です。セリフをほとんど暗記しています。
「そのことならわしの名誉にかけて誓うよ」「僕らは名誉について話し合わなくちゃいけないのかね？ビネェ？君はどうやら僕をバカだと思っているらしい。」　　
「アリーヌのことなら良心に反せずにやれることです。アリーヌのためなら、良心に反しても僕はやります。」
　主人公のアンドレ・ルイがかっこいいです。友人の復讐のために、信じてもいない政治演説で民衆を扇動し、その後逃亡のために入った劇団では、演劇と脚本の才能を発揮してその劇団をスターダムにのし上げ、さらに逃亡して助手募集の貼り紙を見てなった剣術教師の助手では、新たな剣術の手を考え出して、フランス一の剣士にも匹敵する剣士になり、それを復讐に利用します。
　強固な意志を持ち、どんな悪党にも知性を武器に一歩も引かず、シニカルで心がないと思われているが実は純情で、育ての親や友人や恋人にはどこまでも忠実で、裏切られれば真剣に傷つくくせに、「感情を傷つけられると僕は笑うんだ。」という習慣のために、誰もこの人が傷ついているとはわからない。
　一番好きなセリフはこれです。「怒るのは何より嫌いだが、僕の癇癪玉は君のために破裂しそうだ。」アンドレ・ルイは怒るとか嫌うということをしません。皮肉なユーモアですべて笑い飛ばしてしまう。たぶん、複雑な生い立ちのために、そんな強さが身についたんですね。と、原作を読んでわかりました。
　大久保康夫さんの創元推理社の訳文がすごくいいのですが、原作を読むと、ビネェ一座のビネェ団長が、娘を貴族の愛人にしようとしていたこと、娘の方も実は似たような上流志向の野心があったこと、アンドレ・ルイは、その貴族っぽい上っ面の振る舞いにアリーヌを重ね合わせていたこと、伯爵の浮気をアリーヌに知らせたのはアンドレだった、ということがよくわかりました。英語は読みにくいので、日本語訳からお試しくださいませ。

タグスカラムーシュ

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紀伊國屋書店

洋書 ジョナサン・ストラウド作『ロックウッド除霊探偵局 ２ 人骨鏡の謎』（原書） Lockwood & Co: The Whispering Skull : Book 2 (Lockwood & Co.)

洋書 Scaramouche : A Romance of the French Revolution （Reprint）

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洋書ジョナサン・ストラウド作『ロックウッド除霊探偵局２　人骨鏡の謎』（原書） Lockwood & Co: The Whispering Skull : Book 2 (Lockwood & Co.)