【紀伊國屋書店出版部】2月新刊『1493――世界を変えた大陸間の「交換」』
いま我々が住む世界は、いかに創られていったのか――
コロンブスの航海以降、生態系は均質化していき、世界に広がる経済システムが形成されていった。ここから本格的にはじまったグローバル化は、人々の欲望を原動力として自然に発生した流れであった。
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「アメリカ大陸史の定説を変えた」「歴史の教科書を書き直すべきだ」と各紙誌に絶賛された前作『1491――先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版)に引き続き全米ベストセラーとなった本書は、「タイム」誌の2011年ベスト・ノンフィクション部門第1位に輝きました。
コロンブス到達後の南北アメリカ大陸を軸に、ヨーロッパとの交換(第1部)、中国・アジアとの交換(第2部)、農業革命と産業革命(第3部)、奴隷貿易(第4部)について、考古学や地理学、生物学などの最新の学術的成果や自身による取材を元に、今まであまり知られていなかった史実に光を当て、激動する15世紀以降の世界を描いた圧巻のノンフィクションです。
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「本書は、我々の住む世界がいかに成り立っていったかを説明するにあたり、大陸を越え、世紀も超える数々の事実をうまく組み合わせて語る模範例だ」 (ワシントンポスト紙)
「どんな賢人でもこの本には驚かされるはずだ。前作『1491』に引き続き、読者の世界を見る目は変わるだろう」 (サンフランシスコ・クロニクル紙)