紀伊國屋書店出版部6月の新刊『学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て』
高校を卒業してすぐ結婚したハーディング夫妻は、10人の子どもを学校に通わせずに家庭で教育した。上の6人が12歳までに大学に入り、年長の子どもたちは様々な分野の専門職として活躍している。次女ロザンナは、アメリカ建築家協会最年少の建築家。三女セリーナは、アメリカで最年少の女医のひとり。
アメリカでは、ホームスクーリング(在宅教育)が合法化されていて、200万人以上の子どもが学校に通わず、自宅で学んでいる。全国共通テストの結果、ホームスクールの子のスコアの平均は100人中14番めに位置するレベル。
不登校の小中学生が約12万人いる日本では、現在フリースクールやホームスクールを公的に位置づける法案の検討が、超党派の議員連盟で進められています。子どもの教育に悩む親はもちろん、多様な教育のありかたを模索する上でも、貴重な示唆を与えてくれる一冊です。