《第245回新宿セミナー@Kinokuniya》『けもの道を笑って歩け』(ぱる出版)刊行記念 園子温 講演会 演題:「地獄でなぜ悪い~けもの道の歩き方」(2013年9月27日) ※本講演会は終了しました

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過激な言葉を並べ、極端に、非道に生きることを煽る奇才・園子温。「誰も撮れない映画」を撮り続ける気鋭の映画監督が語る「表現者」が歩くけもの道とは...。ご自身の監督としての経験や新刊の裏話、最新作『地獄でなぜ悪い』の撮影秘話など、余すことなく語っていただきます。
(進行:「ぱる出版」編集 上垰[うえたお])
※本年9月15日カナダで開催された第38回トロント国際映画祭にて「地獄でなぜ悪い」がミッドナイト・マッドネス部門の観客賞を受賞。同部門での受賞は日本人初で、観客賞としても邦画では2003年に長編部門の観客賞を受賞した北野武監督の「座頭市」以来の快挙。

園子温(その・しおん)
映画監督。1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。以降、『自転車吐息』『自殺サークル』『紀子の食卓』など旺盛に作品を制作し、世界でも高い評価を得る。『愛のむきだし』で第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞、国際批評家連盟賞をダブル受賞。その後も『冷たい熱帯魚』(第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式出品)、『恋の罪』(第64回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品)といった暴力や性に切り込む衝撃作を続々と発表する。2012年、東日本大震災後の世界を描いた『ヒミズ』は大きな話題を呼び、第68回ヴェネチア国際映画祭で主演の2人にマルチェロ・マストロヤンニ賞をもたらした。同年10月には原発に翻弄される家族を描いた『希望の国』を公開。原作小説『希望の国』(リトルモア)も刊行した。同時期、DVD-BOX『園子温 監督初期作品集SION SONO EARLY WORKS:BEFORE SUICIDE』も発売。2013年秋には「地獄でなぜ悪い」が公開予定。いま、国内外からも最も新作が期待される、まさしく日本を代表する奇才監督である。

新刊『けもの道を笑って歩け』
「家族は解体されるべき」「革命的なものは暴力性を秘める」「仕事相手は騙せ」「ヤリたければ知性を磨け」。過激な言葉を並べながら、他人の行かない"けもの道"を突き進めと説く。圧倒的な暴力や性を描く数々の衝撃作と同様に、氏の生き方指南は一見、非常識で不遜に映る。しかし本書を読めば、「一生つき合っていくしかない"他人"である、もうひとりの自分と対話する」ことを通じてでしか、人生を楽しむ方法はないことに気づかされる。家族、宗教、セックス、伝統、国家、笑い、そして映画......。自らも破天荒な人生を歩み、サンフランシスコの路上で憐みにお札を投げつけられるほどのどん底から、国際的映画祭の常連となった園子温がおくる、自分だけの「生」と向き合うヒント。
〈発売日9月2日予定 定価1,470円(税込)〉
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日  時|2013年9月27日(金)19:00開演(18:30開場)
会  場|紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
料  金|1,500円(全席指定・税込)
前売取扱|キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階10:00~18:30)
電話予約|紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間10:00~18:30)
《8月24日(土)より、チケット発売・電話予約受付開始》
※10歳未満のお子様はご入場いただけません。
主  催|紀伊國屋書店
供  催|ぱる出版

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2013.08.26 紀伊國屋ホール