【紀伊國屋ホール】 オフィスワンダーランド公演「日本アニメ、夜明け前」(2012年10月4日~7日)※本公演は終了しました。
オフィスワンダーランド公演 「 |
■日程 2012年10月4日(木)~7日(日)
■作・演出 竹内一郎
■出演
武末志朗 岡本高英 中田寿輝
倉多七与 高橋亜矢 福原まゆみ ほか
■奇跡に奇跡が重なった瞬間
フランスの子供は日本の総理大臣の名前は知らなくても『美少女戦士セーラームーン』は知っています。ブラジルの子供は「日本は、ブラジルに比べるとサッカーは弱いけど『ドラゴンボール』を創ったすごい国」と思っているのではないでしょうか。
日本の漫画という物語文化は、アニメに形を変え世界中に浸透しています。ハリウッド映画にそん色のない影響力を持っているともいえます。
戦後、日本に手塚治虫という漫画の申し子が出現しました。彼がテレビの普及に乗じて、テレビアニメに進出し、空前のコストカットを図り「アニメの産業革命」を行ったことが、日本アニメ隆盛の肝になっています。世界に「OTAKU」を広げ、「コミケ」をその「聖地」にまで押し上げる推進力ともなっています。
手塚が「アニメの産業革命」を思い付いたのは、東京・豊島区に「トキワ荘」という漫画家がたくさん住むアパートがあり、「漫画の分業制」を体験したことも大きかったと思うのです。
奇跡に奇跡が重なって日本アニメの現在があります。その生い立ちの、感動的な瞬間を舞台にしたいと目論んでいます。
タイトルに「夜明け前」とあるのは、島崎藤村の名作からアイデアを拝借したからです。藤村の考える明治維新が、私には現在の日本アニメに重なってみえるのです。(竹内一郎)
■日程表
《チケット情報》
■チケット発売 9月4日(火) ■前売券取り扱い |
■お問合せ オフィスワンダーランド 03-3368-2481